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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編
FUJITSU Software

28.4 NetWorker等との共存環境でSystemwalker Centric Managerのエラーメッセージが表示される

対処1

エラーメッセージ

Mpspwrc: ERROR: 104: Internal error occurs end of Process. function name=<main> bind() error code=125 contents=Address already in use

電源制御デーモンの起動時にバインド処理に失敗しました。

対象バージョンレベル

原因

NetWorker等が、電源制御が利用するポート番号(9373/tcp)を先に使用した場合に発生します。

対処方法

以下のどちらかの対処を実施してください。

対処2

エラーメッセージ

FJSVsivmg: ERROR: 6001: システム異常が発生しました.( , detail=0001-01090000 )

インベントリ管理のデーモンの起動に失敗しました。

対象バージョンレベル

原因

NetWorker等が、インベントリ管理機能が利用するポート番号(9396/tcp)を先に使用した場合に発生します。

対処方法

以下のどちらかの対処を実施してください。

対処3

エラーメッセージ

JYP1006E データ受信中にサーバとの通信が切断されました.

ヘルプデスククライアント起動後、5分程で出力されます。

対象バージョンレベル

原因

NetWorker等が、ヘルプデスク機能が使用するポート番号(2088/tcpまたは2050/tcp)を先に使用した場合に発生します。

ヘルプデスククライアントの接続にSymfoware ODOSドライバを使用している場合、このポート番号を使用します。

対処方法

以下のどちらかの対処を実施してください。

対処4

エラーメッセージ

08004: 接続要求が拒否された

または、

08S01: コネクションのエラーが発生

ヘルプデスククライアント起動後、5分程で出力されます。

対象バージョンレベル

原因

NetWorker等が、ヘルプデスク機能が使用するポート番号(2039/tcpまたは2002/tcp)を先に使用した場合に発生します。

ヘルプデスククライアントの接続にRDA-SVドライバを使用している場合、このポート番号を使用します。

対処方法

以下のどちらかの対処を実施してください。

対処5

エラーメッセージ

通信エラーが発生しました。通信デーモンとの接続を切断します。

ヘルプデスクサーバ設定画面起動時に出力されます。

対象バージョンレベル

原因

NetWorker等が、ヘルプデスク機能が使用するポート番号(9346/tcp)を先に使用した場合に発生します。

対処方法

NetWorker等が、ヘルプデスク機能が使用するポート番号(9346/tcp)を使用しない様に対処してください。

NetWorkerの場合の対処方法は“NetWorkerの場合の対処”を参照してください。

対処6

エラーメッセージ

ERROR: IdCardMngr: 33:Socket Error: Error in registering the Manager

対象バージョンレベル

原因

NetWorker等が、IDカードセキュリティが使用するポート番号(9343/tcp)を先に使用した場合に発生します。

対処方法

以下のどちらかの対処を実施してください。

対処7

エラーメッセージ

MpAosfB: ERROR: 3007: ソケットの初期化に失敗しました。ポート:JMACT1 理由:Address already in use
MpAosfB: ERROR: 3007: ソケットの初期化に失敗しました。ポート:JMACT2 理由:Address already in use
MpAosfB: ERROR: 5017: ソケットの初期化に失敗しました。ポート:9371 理由:Address already in use

対象バージョンレベル

原因

NetWorker等が、自動運用支援が使用するポート番号(9371/tcpなど)を先に使用した場合に発生します。

対処方法

以下のどちらかの対処を実施してください。

対処8

エラーメッセージ

opagtd:エラー:51:bindでエラーが発生しました:アドレスがすでに使われています。(opaacpt)

対象バージョンレベル

原因

NetWorker等が、システム監視機能が使用するポート番号(9294/tcp)を先に使用した場合に発生します。

対処方法

以下のどちらかの対処を実施してください。

対処9

エラーメッセージ

opadef: エラー: 51: bindでエラーが発生しました:アドレスがすでに使われています。(mpstartsv)

対象バージョンレベル

原因

NetWorker等が、システム監視機能が使用するポート番号(9345/tcp)を先に使用した場合に発生します。

対処方法

以下のどちらかの対処を実施してください。

対処10

エラーメッセージ

MpOpmln: エラー: 1004: bindでエラーが発生しました (1,bind,125,AR_bind,200)

対象バージョンレベル

原因

NetWorker等が、サーバ間連携機能が使用するポート番号(9344/tcp)を先に使用した場合に発生します。

対処方法

以下のどちらかの対処を実施してください。

対処11

エラーメッセージ

opagtd:エラー:51:bindでエラーが発生しました:アドレスがすでに使われています。(opaacpt2)

対象バージョンレベル

原因

NetWorker等が、システム監視機能が使用するポート番号(3035/tcp)を先に使用した場合に発生します。

対処方法

以下のどちらかの対処を実施してください。

対処12

エラーメッセージ

MpNmex: ERROR: 125: Port(%s) already in use.

対象バージョンレベル

原因

NetWorker等が、ネットワーク管理の監視機能が使用するポート番号(5971/tcp)を先に使用した場合に発生します。

対処方法

以下のどちらかの対処を実施してください。

対処13

エラーメッセージ

MpPol[XXXXX]: [ID 702911 daemon.error] ERROR: 10005: Fail to open server port. (プロセス名)

対象バージョンレベル

原因

NetWorker等が、ポリシー基盤が使用するポート番号(5968/tcp)または、(5969/tcp)を先に使用した場合に発生します。

対処方法

NetWorker等が、ポリシー基盤が使用するポート番号(5968/tcp)または、(5969/tcp)を使用しないように対処してください。

NetWorkerの場合の対処方法は“NetWorkerの場合の対処方法”を参照してください。

NetWorkerの場合の対処方法

画面変更する場合

NetWorker管理者画面(nwadmin)を起動します。

  1. [オプション(Options)]-[ポートの構成(Configure ports)...]を選択します。

    →ポート設定(Configure ports)画面が表示されます。

  2. ポート設定(Configure ports)画面の「システム(System)」に変更するサーバ名、または、IPアドレスを入力します。

  3. [了解(Ok)]をクリックします。

    →ポート(Set ports)画面が表示されます。

  4. 「サービスポート(Service ports)」の値を「7937-9230」に変更します。(デフォルトは「7937-9936」)

  5. [了解(Ok)]をクリックし、ポート(Set ports)画面を閉じます。

  6. [取り消し(Cancel)]をクリックし、ポート設定(Configure ports)画面を閉じます。

  7. [ファイル(File)]-[終了(Exit)]を選択し、NetWorker管理者画面(nwadmin)を閉じます。

  8. NetWorkerを再起動します。

コマンド変更する場合

  1. “nsrports”を入力し、現在のサービス ポート(Service ports)を確認します。

    # nsrports
    サービス ポート: 7937-9936
    接続ポート: 10001-30000
    #

  2. 以下のコマンドを実行し、サービス ポートを変更します。

    # nsrports -S 7937-9230

  3. “nsrports”を入力し、サービス ポート(Service ports)が変更されたことを確認します。

    # nsrports
    サービス ポート: 7937-9230 ←確認
    接続ポート: 10001-30000
    #

  4. NetWorkerを再起動します。