対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V11.0L10以降
Solaris版:11.0以降
Linux版:V11.0L10以降
原因
サービス稼働監視では通信不可状態から通信可能状態に遷移した場合に、イベント通知を行わない仕様のためです。
対処方法
以下の方法で、通信不可状態から通信可能状態に遷移した場合に、イベント通知を行うことができます。
本機能を有効にするために、イベント対処フラグに「ON」を指定します。
サービス稼働監視スクリプトを以下のように修正します。
サンプルスクリプトでは、184行目になります。
[修正前]
set rvalue [ $PMCommand -d -n $host -k $domkey -e pmError ]
[修正後]
set Message [ format "%s:MpNsagtMain: ERROR: サービス稼動監視で%sサービスが起動しました。(監視元:%s、監視先:%s)" $OSType $service $localhost $host ] set rvalue [ $PMCommand -m $Message -n $host -k $domkey -e pmError ]
修正の結果、サービスが停止状態から起動状態に遷移した場合に、以下のイベントが通知されます。
AP:MpNsagtMain: ERROR: サービス稼動監視でxxxサービスが起動しました。 (監視元:xxx、監視先:xxx)
注意事項
監視対象サービスは、HTTPサービスまたはSMTPサービスだけにしてください。
対処方法の修正を適用したサービス稼動監視スクリプトを利用して監視を行うと、イベント対処フラグが「ON」の場合に、以下の機能が使用できなくなります。
サービスが停止状態から起動状態に遷移したとき、通知済みの未対処のイベントが自動的に対処される機能