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Interstage Shunsaku Data Manager V9.0.6 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

B.4.3 集計を行う場合の書式

集計を行う場合は、テキスト式、属性式、単一行関数指定または集合関数指定をリターン式に指定します。“,”で区切って複数指定することができます。1つ以上の集合関数指定を含む必要があります。

集計を行う場合にはソート式を指定する必要があります。

ソート式の詳細は、“B.5 ソート式”を参照してください。

集計は、ソート式に指定したテキスト式、属性式または単一行関数指定をキーとしてソートを実施して、ソートキーが同じものを1つのグループとみなして集合関数指定の結果を求めます。


図B.16 集計を行う場合の書式


リターン項目について、以下に示します。

テキスト式

テキスト式は、集計のキーを取り出す場合に指定します。

テキスト式の詳細な書式は、“B.2.2 テキスト式”を参照してください。


/doc/company/employee/dept/text()

属性式

属性式は、集計のキーを取り出す場合に指定します。


属性式の詳細な書式は、“B.2.3 属性式”を参照してください。


/doc/company/employee/@position

単一行関数指定

単一行関数指定は、集計のキーとして単一行関数指定を使用したとき、その値を取り出す場合に指定します。

単一行関数指定の詳細な書式は、“B.2.4 単一行関数指定”を参照してください。


例1
rlen(/doc/company/employee/name/text(),3)
例2
rlen(/doc/company/employee/@position,3)

集合関数指定

集合関数指定は、引数のテキスト式または属性式で指定した値を集計します。

以下に集合関数指定の定義を以下の図に示します。

図B.17 集合関数指定の定義


avg関数

テキスト式または属性式で示す文字列から数値のみを抜き出し、その数値の平均を求めます。


sum関数

テキスト式または属性式で示す文字列から数値のみを抜き出し、その数値の合計を求めます。


max関数

テキスト式または属性式で示す文字列から数値のみを抜き出し、その数値の最大を求めます。


min関数

テキスト式または属性式で示す文字列から数値のみを抜き出し、その数値の最小を求めます。


count関数

テキスト式または属性式で指定した要素の件数を求めます。

注意

  • テキスト式または属性式中にパス演算子“//”は指定できません。

  • テキスト式または属性式中にパス要素“*”は指定できません。