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Interstage Shunsaku Data Manager V9.0.6 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

12.8 XML変換機能の対応するCSV形式

XML変換機能の対応するCSV形式について、以下に示します。


区切り文字

区切り文字で区切られた区間のデータが、1データとして扱われます。

参照

区切り文字に指定できる文字などの詳細については、“K.2.3 setDelimiter”を参照してください。


引用符文字

引用符を指定する場合、CSVのデータは引用符で囲まれたデータと囲まれないデータが混在可能です。

参照

引用符文字に指定できる文字などの詳細については、“K.2.4 setQuote”を参照してください。


データの両端の空白

データの両端の空白文字(スペース、タブ)は削除されます。空白文字をデータに含める場合は、引用符で囲む必要があります。


文字データ

区切り文字、引用符文字、「\」を文字データとして記述する方法には、以下の2つがあります。
CSVSourceクラスのsetEnableEscapeChar()に指定する引数の値により、いずれかを選択します。


区切り文字、引用符文字、「\」をデータとして記述する具体例を以下に示します(例では、区切り文字に「,」を指定していることを前提にしています)。


「$1,200」、「He said "Hello."」、「\100」をデータとしたい場合、以下のようにCSVファイルに記述してください。


  1. CSVSourceクラスのsetEnableEscapeChar()の引数の値がfalseの場合


    "$1,200", "He said ""Hello.""", "\100"

  2. CSVSourceクラスのsetEnableEscapeChar()の引数の値がtrueの場合(注)


    "$1,200", "He said \"Hello.\"", "\\100"

    注)「"$1,200"」の代わりに「$1\,200」と記述することもできます。


改行文字

引用符で囲まれたデータ内の改行文字(CR/LF/CRLF)は、出力先が属性値および要素にかかわらず、そのままXML文書へ出力されます。
引用符で囲まれたデータ内の改行文字(CR/LF/CRLF)は、文字参照(
 
)には変換されません。
改行文字を含むデータを持つXML文書を、XMLプロセッサに与えた場合、XML1.0により以下のように変換されます。