機能説明
SS環境の設定を行うコマンドです。
セキュア版CTの設定を行う場合は、以下のオプションを設定してください。他のオプションは、スマートデバイス管理を行う場合に使用します。
/secure.port
/secure.server.host
/secure.own.host
また、CSで設定するSWDTP_config.exeコマンドの/set.secure.scepオプションでデフォルトを変更した場合は、/Android.http.portオプションもセキュア版CTの設定の対象となります。
記述形式
swss_config.exe | [/cs.host:CSのホスト名] [/cs.port:ポート番号] |
オプション
オプションを何も指定せずに実行した場合、現在の設定情報を表示します。
CSのIPアドレスまたはホスト名を255文字以内の半角英数字、「-」、「.」および「:」で設定します。デフォルトはSSに設定されています。CSとSSが同居する場合は設定不要です。
CSとの通信に使用するポート番号を1~65535の間で、他のシステムと競合しない値を設定します。
デフォルトのポート番号「10104」を変更する場合、または、ポート番号を再度変更する場合に使用します。
サーバ証明書の有効/無効を設定します。
サーバ証明書を有効にします。
サーバ証明書を無効にします。
iOS管理データベースのIPアドレスまたはホスト名を255文字以内の半角英数字、「-」、「.」および「:」で設定します。デフォルトはSSに設定されています。SSがiOS管理データベースと同居する場合は設定不要です。
iOS管理データベースとの通信に使用するポート番号を1~65535の間で、他のシステムと競合しない値を設定します。
デフォルトのポート番号「55432」を変更する場合、または、ポート番号を再度変更する場合に使用します。
Android端末との通信(HTTP)、およびセキュア通信時のCT登録に使用するポート番号を1~65535の間で、他のシステムと競合しない値を設定します。
デフォルトのポート番号「38080」を変更する場合、または、ポート番号を再度変更する場合に使用します。
Android端末との通信(HTTPS)に使用するポート番号を1~65535の間で、他のシステムと競合しない値を設定します。
デフォルトのポート番号「38181」を変更する場合、または、ポート番号を再度変更する場合に使用します。
iOS端末またはリバースプロキシサーバと、SSとの通信(HTTPS)に使用するポート番号を1~65535の間で、他のシステムと競合しない値を指定します。
本ポートは、スマートデバイス用CTの導入に使用します。
デフォルトのポート番号「50080」を変更する場合、または、ポート番号を再度変更する場合に使用します。
iOS端末との通信(HTTPS)に使用するポート番号を1~65535の間で、他のシステムと競合しない値を設定します。
デフォルトのポート番号「50081」を変更する場合、または、ポート番号を再度変更する場合に使用します。
iOS端末から接続するサーバを指定します。iOS端末からSSに接続する場合はSSのIPアドレスまたはホスト名を、iOS端末からリバースプロキシサーバに接続する場合はリバースプロキシサーバのIPアドレスまたはホスト名を255文字以内の半角英数字、「-」、「.」および「:」で設定します。本オプションは、iOS端末を管理する場合は必ず設定してください。
iOS端末から接続するSSのポート番号またはリバースプロキシサーバのポート番号を、1~65535の間で指定します。
iOS端末とSS間にリバースプロキシサーバが配置されている場合には、リバースプロキシサーバのポート番号を確認して指定してください。
リバースプロキシサーバが配置されていない場合には、/iOS.https.portに設定している値を指定してください。
デフォルトのポート番号「50081」を変更する場合、または、ポート番号を再度変更する場合に使用します。
iOS端末から接続するSSのポート番号またはリバースプロキシサーバのポート番号を、1~65535の間で指定します。
本ポートは、スマートデバイス用CTの導入に使用します。
iOS端末とSS間にリバースプロキシサーバが配置されている場合には、リバースプロキシサーバのポート番号を確認して指定してください。
リバースプロキシサーバが配置されていない場合には、/iOS.profile.portに設定している値を指定してください。
デフォルトのポート番号「50080」を変更する場合、または、ポート番号を再度変更する場合に使用します。
Android端末の管理の有効/無効を設定します。デフォルトはfalseです。
Android端末の管理を有効にします。
Android端末の管理を無効にします。
iOS端末の管理の有効/無効を設定します。デフォルトはfalseです。
iOS端末の管理を有効にします。
iOS端末の管理を無効にします。
セキュア通信を行う場合、セキュア通信用ポート番号を指定します。指定できる値は1~65535の間で、他のシステムと競合しない値を指定します。デフォルトのポート番号「38443」を変更する場合、またはポート番号を再度変更する場合に使用します。セキュア通信用ポート番号は省略できません。
セキュア通信を行う場合、CTの[環境設定] - [サーバ切替え]タブの[接続サーバ]に設定するCSまたはDSのIPアドレスまたはホスト名を255文字以内の半角英数字、「-」および「.」で設定します。デフォルトはlocalhostです。CSまたはDSとSSが同居する場合は設定不要です。
セキュア通信を行う場合、CTの[環境設定] - [サーバ切替え]タブの[接続SS]に設定するSSのホスト名を指定します。DNSに登録したFQDNやコンピュータ名、IPアドレスをカンマ区切りで複数指定できます。255文字以内の半角英数字、「-」および「.」で設定します。イントラネット環境でセキュア通信を行う場合は設定不要です。
復帰値
0:正常終了
0以外:異常終了
コマンド格納場所
SSの以下のフォルダ
DTPインストールディレクトリ\SS\bin |
実行に必要な権限/実行環境
Administrator権限を持つユーザーで実行してください。
本コマンドはSSで実行する必要があります。
注意事項
本コマンド実行前には、必ずSWDTP_ctrl.exeコマンドを実行してSystemwalker Desktop Patrolを停止し、変更後にSWDTP_ctrl.exeコマンドを実行してSystemwalker Desktop Patrolを起動してください。
CSと同居の際に/cs.hostオプションを指定した場合は、SSは/cs.hostオプションで指定したホストと接続します。
CSまたはDSと同居の際に/secure.server.hostオプションを指定した場合、SSは/secure.server.hostオプションで指定したホストと接続します。
/Android.http.portオプションで指定するポート番号は、CSで設定するSWDTP_config.exeコマンドの/set.secure.scepオプションで指定する値と同一にしてください。
/secure.portオプションで指定するポート番号は、CSで設定するSWDTP_config.exeコマンドの/set.secure.transportオプションで指定する値と同一にしてください。
使用例
CSとSSが非同居のため、CSのホスト名を「host1」に設定します。
C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\SS\bin\swss_config.exe /cs.host:host1 |
セキュア通信用ポート番号を443に変更します。
C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\SS\bin\swss_config.exe /secure.port::443 |
CSまたはDSのホスト名として、DSホスト名「DS1」を設定します。
C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\SS\bin\swss_config.exe /secure.server.host:DS1 |
CTの通信先ホスト名として、DNSに登録されているFQDN「example.fujitsu.com」を設定します。
C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\SS\bin\swss_config.exe /secure.own.host:example.fujitsu.com |