ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル
FUJITSU Software

1.37 psgetpch.exe(Office入手)

機能説明

Office配信サーバが Office Content Delivery Networkからクイック実行形式の更新プログラムを入手するためのコマンドです。

CSがインターネットに接続できない環境の場合、構築したOffice配信サーバ上で使用します。

コマンドを実行したフォルダ配下にクイック実行形式の更新プログラムを格納します。

コマンド実行時に前回までの入手履歴をもとに、新規または更新したXMLファイルの更新プログラムと、入手に失敗している更新プログラムを入手します。XMLファイルに更新がなく、入手済みの更新プログラムは入手しません。

入手する更新プログラムが複数個あった場合、順番に入手を試みます。途中で入手失敗した場合は、次の更新プログラムの入手を試みます。

記述形式

psgetpch.exe

/dir:XMLファイル格納ディレクトリ /log:ログ格納ディレクトリ [/exe:Office展開ツールのファイル名]

オプション

/dir:XMLファイル格納ディレクトリ

CSからコピーしたXMLファイルを格納したディレクトリを指定します。

ディレクトリ配下のXMLファイルのセキュリティパッチをOffice Content Delivery Network(OCDN)からダウンロードします。

/log:ログ格納ディレクトリ

本コマンドが出力するログを格納するディレクトリを絶対パスで指定し、パスに空白が含まれる場合はパス全体を引用符("")で囲んでください。

/exe:Office展開ツールのファイル名

Office Content Delivery Networkからクイック実行形式の更新プログラムを入手するときに使用するOffice展開ツールのファイル名を指定します。

本オプションを省略した場合は、以下のコマンドを順番に検索し使用します。

(1)setupODT.exe

(2)setup.exe

Microsoft社から公開されるOffice展開ツールのファイル名が上記以外になった場合、当オプションでファイル名を指定してください。

復帰値

0以上:正常終了

-1:異常終了

コマンド格納場所

CSの以下のフォルダ

CSのインストールディレクトリ\common\ctr

当コマンドをOffice配信サーバのOffice格納ディレクトリ(pssetupctr.exeオプション)にコピーして使用します。

また、同じフォルダ配下にOffice展開ツールを格納します。

実行に必要な権限/実行環境

注意事項

使用

出力する内容

ダウンロード個数

XMLファイル格納ディレクトリ配下に格納されているXMLファイルの個数を表示します。

次行以降

以下の情報を出力します。

n) <パッチ名称> <ステータス>

n) :番号を表示します。

<パッチ名称>:メインメニューで選択した更新プログラムの名称を表示します。

<ステータス>

Downloading:ダウンロード中

Skip :更新プログラムをダウンロード済

Downloading Done:ダウンロード完了

Downloading Error:ダウンロード失敗

最後尾の行

コマンドの実行結果を出力します。

処理が失敗した場合は、エラーメッセージが出力されます。詳細は、“3.1.11 Office入手コマンドで出力するメッセージ”を参照してください。