システムの起動および停止時に、逐次差分反映デーモンを自動的に起動および停止する場合や、逐次差分反映サービスを自動的に起動する方法を説明します。
なお、逐次差分反映を終了していない状態でシステムを停止した場合、逐次差分反映が強制的に終了され、データの喪失などが発生する可能性があります。システムの停止は、逐次差分反映を終了したあとに行ってください。
Solarisサーバの場合
システムの起動および停止時に、逐次差分反映デーモンを自動的に起動および停止する場合、起動・停止用スクリプト"/etc/init.d/lnktr"を作成し、以下の2個のファイルからリンクしてください。
"/etc/rc3.d"配下の"K**lnktr"
"/etc/rc3.d"配下の"S**lnktr"
**にはディレクトリ配下の既存ファイルの数字と異なる任意の数字(00~99)を使用してください。
以下に、"表5.1 起動・停止用スクリプトの作成例(Solarisサーバ)"を示します。
#!/bin/sh |
Windowsサーバの場合
システム起動時に逐次差分反映サービスを自動的に起動するための設定手順は、以下のとおりです。設定はAdministratorsグループに所属する利用者が行ってください。
なお、サービスの停止はシステムの停止時に自動的に行われるため、設定は不要です。
1. [サービス]画面を開きます。
2. サービスの一覧から以下を選択し、[プロパティ]のダイアログを開きます。
Linkexpress Transactional Replication option |
3. [プロパティ]の[全般]タブの[スタートアップの種類]を"自動"に変更したあと、[適用]を押します。
Linuxサーバの場合
システムの起動および停止時に、逐次差分反映デーモンを自動的に起動および停止する場合、拡張子が"service"のUnitファイルを作成し、対象のtargetに関連付けてください。
以下に例を示します。
[Unit] [Service] [Install] |
サービスを有効化します。
systemctl enable trodmn.service |