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LinkexpressTransactional Replication optionV5.0L72 説明書
FUJITSU Software

5.1.5 起動および停止の自動化

システムの起動および停止時に、逐次差分反映デーモンを自動的に起動および停止する場合や、逐次差分反映サービスを自動的に起動する方法を説明します。
なお、逐次差分反映を終了していない状態でシステムを停止した場合、逐次差分反映が強制的に終了され、データの喪失などが発生する可能性があります。システムの停止は、逐次差分反映を終了したあとに行ってください。

Solarisサーバの場合

システムの起動および停止時に、逐次差分反映デーモンを自動的に起動および停止する場合、起動・停止用スクリプト"/etc/init.d/lnktr"を作成し、以下の2個のファイルからリンクしてください。

**にはディレクトリ配下の既存ファイルの数字と異なる任意の数字(00~99)を使用してください。
以下に、"表5.1 起動・停止用スクリプトの作成例(Solarisサーバ)"を示します。

表5.1 起動・停止用スクリプトの作成例(Solarisサーバ)

#!/bin/sh
if [ ! -d /opt/FJSVlnktr ]; then
exit 1
fi
case $1 in
'start')
if [ -f /opt/FJSVlnktr/bin/lxrtmstr ]; then
/opt/FJSVlnktr/bin/lxrtmstr -s
fi
;;
'stop')
if [ -f /opt/FJSVlnktr/bin/lxrtmstr ]; then
/opt/FJSVlnktr/bin/lxrtmstr -p
fi
;;
esac

Windowsサーバの場合

システム起動時に逐次差分反映サービスを自動的に起動するための設定手順は、以下のとおりです。設定はAdministratorsグループに所属する利用者が行ってください。
なお、サービスの停止はシステムの停止時に自動的に行われるため、設定は不要です。

1. [サービス]画面を開きます。

2. サービスの一覧から以下を選択し、[プロパティ]のダイアログを開きます。

Linkexpress Transactional Replication option

3. [プロパティ]の[全般]タブの[スタートアップの種類]を"自動"に変更したあと、[適用]を押します。

Linuxサーバの場合

システムの起動および停止時に、逐次差分反映デーモンを自動的に起動および停止する場合、拡張子が"service"のUnitファイルを作成し、対象のtargetに関連付けてください。
以下に例を示します。

表5.2 Unitファイルの例(/etc/systemd/system/trodmn.service)

[Unit]
Description=Linkexpress Transactional Replication option daemon
After=multi-user.target

[Service]
Type=oneshot
ExecStart=/opt/FJSVlnktr/bin/lxrtmstr -s
ExecStop=/opt/FJSVlnktr/bin/lxrtmstr -p
RemainAfterExit=yes

[Install]
WantedBy=graphical.target

サービスを有効化します。

systemctl enable trodmn.service