逐次差分反映先システムでOracleのセットアップを行ってください。
Oracleデータベースの定義を行ってください。
Oracleのセットアップとデータベース定義の方法は、Oracleのマニュアルを参照してください。
データベースにアクセスするユーザや必要な権限については、"7.3.4 lxrtmdbコマンド"を参照してください。
環境変数については"4.3.1 環境変数の設定"を参照してください。
入力データと表の対応について、"8.3.1 INTABLE定義文"および"A.1.2 ジャーナル定義の対応表"を参照してください。
キャラクタ・セット
使用可能なデータベースキャラクタ・セットおよび各国語キャラクタ・セットは、以下のとおりです。
種類 | |||
---|---|---|---|
JA16EUC | ○ | × | ○ |
JA16EUCTILDE | ○ | × | ○ |
JA16SJIS | ○ | ○ | ○ |
JA16SJISTILDE | ○ | ○ | ○ |
AL32UTF8 | ○ | ○ ※ | ○ |
UTF8 | ○ | ○ | ○ |
※:"JIS X 0213:2004"に準拠したコード系
種類 | |||
---|---|---|---|
AL16UTF16 | ○ | ○ | ○ |
Oracleの初期化パラメータ
Oracleの初期化パラメータ"OPEN_CURSORS"に以下の値を指定してください。指定値が小さい、または指定されていない場合、RT14012メッセージとともにOracleのメッセージを出力して、逐次差分反映機能が異常終了することがあります。
"すべてのDBサービス定義における格納グループに属するDBサービス数の最大値 × 5 + 54"以上 |
Oracleに割り当てる資源
多くの逐次差分反映を同時に運用する場合、Oracleに対して十分な資源(Oracleが使用するメモリなど)を割り当ててください。資源が不足した場合、Oracleのメッセージを出力して、逐次差分反映機能が異常終了することがあります。
リモートデータベース環境
リモートデータベース環境については、"第7部 リモートデータベース環境における運用"を参照してください。
注意事項
格納側列として指定したすべての列が主キーの場合、逐次差分反映機能は使用できません。
Windowsサーバでデータ格納時に動作が停止し無応答になることがあります。この現象は、ORACLEプロセス内のスレッドのWindowsのスケジューリング優先順位が低い場合に発生することがあります。この現象を回避するためにレジストリの"\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ORACLE\KEY_HOME_NAME"に以下を設定してください。レジストリの設定については、Windowsのマニュアルを参照してください。ORACLE_PRIORITYの詳細については、Oracleのマニュアルを参照してください。
名前 | ORACLE_PRIORITY |
種類 | REG_EXPAND_SZ |
データ | CLASS:normal;DEF:highest |
32ビット・バージョンのOracle Database Clientをインストールする必要があります。
データベース名、スキーマ名、表名および列名には、非引用識別子で使用可能な記号以外は指定しないでください。