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Data Analytics Smarter Hub V1.1.0 操作ガイド
FUJITSU Software

2.3 パレット

パレットとは

データの格納庫とプロジェクト間でデータ転送を行うため、ファイルやディレクトリーをドラッグ&ドロップで一時的に保存する機能のことです。

パレットを経由することで、データの格納庫とプロジェクト間のデータのインポート・エクスポートを直感的に行えます。

図 2.7 パレット
パレット
表 2.13 パレットの名称と説明
名称 説明
[パレット]アイコン

グローバルナビゲーションにあるアイコンのことです。

本アイコンをクリックするとパレット領域を開閉します。

パレット領域に一時的に保存した対象データの数が表示されます。

ドロップ領域

グローバルナビゲーションに[ここにドロップ]と表示された領域のことです。

パレットの対象データをドロップする領域です。

パレット領域

ドロップ領域に配置した対象データの詳細が表示される領域です。

パレット領域から対象データをドロップできます。デフォルトは、閉じています。

表 2.14 対象データの操作アイコン
アイコン アイコン名 説明
remove [削除] 対象データをパレット領域から削除します。
information [データの情報]

対象データの情報を表示します。

  • データレイクのファイル、ディレクトリー

    • 名前
    • パス
    • データレイク名
    • 説明
  • Amazon Athenaのテーブル、ビュー、クエリ

    • 名前
    • データベース名
    • 説明
  • プロジェクトのファイル、ディレクトリー

    • 名前
    • パス
    • プロジェクト名
  • レシピ

    • 名前
    • 説明

データ名

表示範囲に収まらない場合、…で表示します。

パレットの対象データ

パレットに一度に格納できるファイル・ディレクトリー数の上限はありません。

パレットでドラッグ&ドロップできるデータ、およびドロップできる場所は、以下のとおりです。

表 2.15 パレットの対象データとドロップ時の仕様
種類 パレットへの取り込み元 パレットからのドロップ先 動作
データレイクのファイル・ディレクトリー
  • [グローバルサーチ]
  • [データファイラー]
  • プロジェクトの[概要]の[リネージュ]タブ
  • [データファイラー]
データレイクのドロップ先ディレクトリー配下にデータを複製します。
  • プロジェクトの[ファイル]
  • フローのキャンバス
データレイクのデータをプロジェクトにインポートします。
Amazon Athenaのデータベースのテーブル、ビュー、クエリ
  • [グローバルサーチ]
  • [データファイラー]
  • [カラム一覧]
  • [クエリ管理]
  • プロジェクトの[概要]の[リネージュ]タブ
  • プロジェクトの[ファイル]
  • フローのキャンバス

Amazon Athenaのテーブル、ビュー、クエリをCSV形式のファイルとしてプロジェクトにインポートします。

注意

データ取り込み方式が"Link"のプロジェクトにクエリをインポートすると、ファイル一覧画面を表示する際にクエリが実行されるため、以下の注意事項が発生します。

  • データベースを管理しているサービスによっては課金されます。
  • 実行に長時間を要するクエリの場合、表示に時間がかかります。
プロジェクトのファイル・ディレクトリー
  • プロジェクトの[ファイル]
  • プロジェクトの[フロー]
  • フローの右ペインの[ファイル]
  • [データファイラー]
プロジェクトのデータをデータレイクにエクスポートします。
  • プロジェクトの[ファイル] (注)
  • フローのキャンバス (注)
プロジェクトのドロップ先ディレクトリーに複製します。
レシピ
  • [グローバルサーチ]
  • フローの右ペインの[レシピ]
  • フローのキャンバス
タスクノードを追加します。

注: ドロップできる範囲は、同一プロジェクト内です。

インポート手順

  1. パレット領域に対するアイテムの追加

    パレット領域に対してアイテムを追加するには、以下の2つの方法があります。

    [パレットに追加]ボタンによる追加

    対象データを選択し、[パレットに追加]ボタン(パレットに追加)をクリックします。

    パレット領域へのドロップ

    [グローバルサーチ]、または[データファイラー]の中央ペインから取り込みたいデータを選択し、ドロップ領域にドロップします。

    図 2.8 パレット領域へのドロップ
    パレット
  2. パレット領域の表示

    [パレット]アイコンをクリックし、パレット領域を表示します。

  3. プロジェクトまたはフローにドロップ

    手順1.のデータをプロジェクトの[ファイル]画面、またはフローのキャンバスにドロップします。

    パレット内の各データの左上部にあるチェックボックスを利用し、同じ種類のデータをまとめてドロップできます。

    ただし、以下の場合はエラーメッセージが表示され、ドロップできません。

    • 異なる種類のデータを選択している場合
    • フローのキャンバスに複数のデータをまとめてドロップしようとした場合
    図 2.9 パレット領域の表示とドロップ
    パレット領域の表示とドロップ
  4. インポートの確認

    プロジェクトの[ファイル]画面、またはフローのキャンバスにデータがインポートされたことを確認します。

    図 2.10 インポートの確認
    インポートの確認

エクスポート手順

  1. フロー、またはプロジェクトの[ファイル]画面でファイル・ディレクトリーをドロップ領域にドロップします。
  2. [パレット]アイコンをクリックし、パレット領域を表示します。
  3. 手順1.のデータをデータファイラーの中央ペインにドロップします。

    パレット内の各データの左上部にあるチェックボックスを利用し、同じ種類のデータをまとめてドロップできます。

    ただし、以下の場合はエラーメッセージが表示され、ドロップできません。

    • 異なる種類のデータを選択している場合

ポイント

パレットのデータは、Webブラウザーごとに管理します。

異なるWebブラウザー、ログアウト、異なるユーザーに対しては引き継がれません。