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Data Analytics Smarter Hub V1.1.0 導入・運用・保守ガイド
FUJITSU Software

2.3.5 SSL/TLSサーバー証明書の設定

本製品は、WebブラウザーとHTTPS通信を行っており、通信データの暗号化と相互認証のために証明書を利用します。

本製品の導入直後は、自己署名証明書を利用するようになっています。ファイアウォールによって保護されたイントラネットなど、通信相手を信頼できるネットワークでは、自己署名証明書を利用しても問題ありませんが、Webブラウザーでは、インターネットでの利用を想定した以下の警告が表示されます。

  • Webブラウザーを起動したあと、最初に接続する際に、セキュリティ証明書に関する警告が表示される

この警告が表示されないようにするには、WebブラウザーのURLに指定する本製品のホスト名(FQDN)に対応した証明書を作成し、Webブラウザーにインポートする必要があります。

事前準備

付録B SSL/TLSサーバー証明書の作成例」を参照し、「1.3.2 SSL/TLSサーバー証明書の設計」に準拠したサーバー証明書を作成してください。

キーファイル名をserver.key、crtファイル名をserver.crtとします。

証明書の本製品への登録

事前準備で作成したSSL/TLSサーバー証明書を本製品に登録します。

  1. 作成した証明書(キーファイルとcrtファイル)を、本製品が動作するインスタンスにSFTPで転送します。

    • 転送先: /Administrator/ftp
    • ユーザー: sftpadmin
    • パスワード: 設定ウィザードの「SFTP専用ユーザー (sftpadmin)のパスワード変更」で設定したパスワード
  2. 本製品のコンソールに管理者権限(administrator)でログインします。
  3. 証明書を本製品に登録します。以下のコマンドを実行し、エラーが表示されずに終了することを確認します。

    # dashadm sslcert set -key /Administrator/ftp/server.key -crt /Administrator/ftp/server.crt

参照

dashadm sslcertコマンドの詳細は、「5.21 SSL/TLSサーバー証明書の操作 (dashadm sslcert)」を参照してください。

証明書のクライアントPCへの登録

事前準備で作成したSSL/TLSサーバー証明書(crtファイル)をシステム管理者が利用するクライアントPCのWebブラウザー(Google Chrome)にインストール(インポート)します。

参照

証明書のインストールの詳細は、「操作ガイド」の「1.4.1 Webブラウザー(Google Chrome)のインストール・設定」を参照してください。