NETSTAGE/FIC セション振分けオプションを使用するためには、NETSTAGE/FIC 基本機能(FNA-ACパススルー通信)の起動前に、FIC識別子単位に通信環境定義を設定する必要があります。
NETSTAGE/FIC セション振分けオプションの通信環境定義の設定手順について図2.1に示します。
図2.1 通信環境定義の設定手順
通信環境定義の作成
以下に示すNETSTAGE/FIC セション振分けオプションの通信環境定義は、“第4章 定義”の記述に従って作成します。
システム定義文(sys)
相手ホストシステム定義文(dhost)
相手通信資源定義文(enrsc)
AIMプロシジャ資源定義文(apcrsc)
なお、NETSTAGE/FIC 基本機能(FNA-ACパススルー通信)の通信環境定義については、“NETSTAGE/FIC説明書”の“定義”および“TN通信の定義”を参照してください。
通信環境定義の記述チェック
NETSTAGE/FICが提供するnficdefconvコマンドを使用して、通信環境定義の記述チェックを行います。
nficdefconvコマンドについては、“NETSTAGE/FIC説明書”の“nficdefconv”を参照してください。
定義体の生成
NETSTAGE/FICが提供するnficdefconvコマンドを使用して、NETSTAGE/FIC セション振分けオプションが運用で使用する定義体を生成します。
nficdefconvコマンドについては、“NETSTAGE/FIC説明書”の“nficdefconv”を参照してください。
起動環境への定義登録
NETSTAGE/FICが提供するnficdefsetコマンドにより、定義体を起動環境へ登録します。
nficdefsetコマンドについては、“NETSTAGE/FIC説明書”の“nficdefset”を参照してください。
NETSTAGE/FICが運用中の場合、表2.1に示すオペランドを変更して起動環境への登録はできません。
定義文 | オペランド | 操作 |
---|---|---|
sys定義文 | sessdlv | 変更 |