NETSTAGE/FIC LOGONサービスカストマイズオプションを使用してLOGONサービス運用情報の登録を行う場合、共有メモリを使用します。Linuxのシステムパラメタがデフォルト値では資源不足となる場合がありますので、その場合はシステムパラメタを変更してください。
NETSTAGE/FIC LOGONサービスカストマイズオプションが使用する共有メモリを表A.1に示します。なお、共有メモリとは、System V 共有メモリのことをいいます。
No. | パラメタ | 内容 |
---|---|---|
1 | kernel.shmmax | 共有メモリセグメントの最大サイズ |
2 | kernel.shmall | システム上で同時に使用可能な共有メモリの合計サイズ |
3 | kernel.shmmni | 共有メモリセグメントの最大個数 |
kernel.shmmax
以下の値のうち、最も大きい値が現在の設定値より大きい場合に、その値を設定してください。
NETSTAGE/FICの共有メモリセグメントの最大サイズ
680Byte×lgnseq定義文数
4200Byte×msgfile定義文数
100Byte×termnm定義文数
NETSTAGE/FICの共有メモリセグメントの最大サイズについては、“NETSTAGE/FIC説明書”の“共有メモリ”を参照してください。
複数のFIC識別子を使用する場合、最も大きいFIC識別子の値を使用します。
kernel.shmall
以下の式により求められた値を加算してください。
Σ[(5000 + 680×lgnseq定義文数 + 4200×msgfile定義文数 + 100×termnm定義文数 ) ÷ 4096 ]
Σは、NETSTAGE/FIC LOGONサービスカストマイズオプションを使用するFIC識別子ごとの総和を示します。
kernel.shmmni
以下の式により求められた値を加算してください。
3×FIC識別子数
FIC識別子数は、NETSTAGE/FIC LOGONサービスカストマイズオプションを使用するFIC識別子の数です。