機能概要
NETSTAGE/FICの起動および停止を行うためのrcスクリプト(SysVinitスクリプト)です。オペレーティングシステムがRed Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)の場合に、システムの起動および停止と連動して、NETSTAGE/FICの起動および停止を行うことができます。
システムの起動時、パラメタファイルにFIC識別子が登録されているNETSTAGE/FICを起動します。
システムの停止時、起動されているNETSTAGE/FICを停止します。NETSTAGE/FICの停止は、パラメタファイルに登録されているFIC識別子か否かにかかわらず、停止していないすべてのNETSTAGE/FICに対して強制停止を行います。
使用方法
NETSTAGE/FICのrcスクリプトを使用する場合、パラメタファイルを作成してください。
パラメタファイルの作成後、提供スクリプトを登録してください。
NETSTAGE/FICのrcスクリプトの使用を中止する場合、提供スクリプトの登録を解除し、パラメタファイルを削除してください。
なお、操作は、スーパユーザで実施してください。
以下の項目について、説明します。
パラメタファイルの作成
rcスクリプトの登録
rcスクリプトの登録解除
NETSTAGE/FICのrcスクリプトを使用する場合、以下のパラメタファイルを作成する必要があります。
/etc/opt/FJSVnfic/FJSVnfic.rc.prm
パラメタファイルには、システム起動時に起動を行うNETSTAGE/FICのFIC識別子を登録してください。
パラメタファイルは、以下の文により構成されます。
注釈文
FIC識別子
それぞれの行は、“改行文字”により区切られます。
注釈文は、“#”から始まる行で、任意の文字列を記述できます。注釈文は単一行で構成されます。なお、行の途中に“#”を指定した場合、文字列として判断されます。
システム起動時に起動を行うNETSTAGE/FICのFIC識別子を、01から99の数字で指定します。
パラメタファイルにFIC識別子の“10”および“11”を登録する場合の作成例を以下に示します。
# echo “10” > /etc/opt/FJSVnfic/FJSVnfic.rc.prm # echo “11” >> /etc/opt/FJSVnfic/FJSVnfic.rc.prm # cat /etc/opt/FJSVnfic/FJSVnfic.rc.prm 10 11
パラメタファイルの作成後、以下のコマンドを実行して、rcスクリプトを登録してください。
# /sbin/chkconfig --add FJSVnfic
rcスクリプトの使用を中止する場合は、以下のコマンドを実行して、rcスクリプトの登録を解除してください。
# /sbin/chkconfig --del FJSVnfic
rcスクリプトの登録解除を行った後、パラメタファイルが不要であれば、削除してください。
# rm /etc/opt/FJSVnfic/FJSVnfic.rc.prm rm: remove 通常ファイル `/etc/opt/FJSVnfic/FJSVnfic.rc.prm'? y