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NETSTAGE/FIC V1.0 説明書
FUJITSU Software

12.2.3 起動・停止系コマンド

12.2.3.1 nficstart

nficstartコマンドは、NETSTAGE/FICのTN通信機能を起動します。

形式
/usr/sbin/nficstart [ -n  FIC識別子] 
オプション
-n

FIC識別子を指定して起動します。

本オプションを省略した場合は、FIC識別子“01”のNETSTAGE/FICのTN通信機能を起動します。

オペランド
FIC識別子

FIC識別子を01から99の数字で指定します。

実行例
  • FIC識別子“99”のNETSTAGE/FICのTN通信機能を起動する場合

    # /usr/sbin/nficstart -n 99
    INFO: 30001: NETSTAGE/FIC(99)のnficstartコマンドを受け付けました。
    INFO: 31011: NETSTAGE/FIC(99)を起動しました。
    #
復帰値

0    : コマンドが正常終了しました。

0以外: コマンドが異常終了しました。

注意

  • 付録Fのスクリプトを利用することにより、システムの起動/停止と連動してNETSTAGE/FICを起動/停止することができます。スクリプトについては、“付録F スクリプト”を参照してください。

  • オペレーティングシステムがRed Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) またはRed Hat Enterprise Linux 8 (for Intel64)の場合、システム停止と連動してNETSTAGE/FICの停止を行うには、.serviceファイルを使用してNETSTAGE/FICの起動を行ってください。nficstartコマンドによりNETSTAGE/FICを起動した場合は、システム停止を行う前にnficstopコマンドによりNETSTAGE/FICを停止してください。.serviceファイルについては、“F.2.2 Unitファイル”を参照してください。

12.2.3.2 nficstop

nficstopコマンドは、NETSTAGE/FICのTN通信機能を停止します。

形式
/usr/sbin/nficstop [-f ] [-n FIC識別子]
オプション
-f

NETSTAGE/FICのTN通信機能を強制停止する場合に指定します。

本オプションを指定した場合、プロセス停止によりNETSTAGE/FICのTN通信機能を停止します。本オプションを省略した場合は、通常停止となり、すべてのTNコネクションの切断およびFNAセションの強制解放を行い、すべて完了した時点でNETSTAGE/FICのTN通信機能の停止を行います。

-n

FIC識別子を指定して停止します。

本オプションを省略した場合は、FIC識別子“01”のNETSTAGE/FICのTN通信機能を停止します。

オペランド
FIC識別子

FIC識別子を01から99の数字で指定します。

実行例
  • FIC識別子“99”のNETSTAGE/FICのTN通信機能を停止する場合

    # /usr/sbin/nficstop -f -n 99
    INFO: 30001: NETSTAGE/FIC(99)のnficstopコマンドを受け付けました。
    INFO: 31012: NETSTAGE/FIC(99)を停止しました。
    #
復帰値

0    : コマンドが正常終了しました。

0以外: コマンドが異常終了しました。

注意

  • 本コマンドが正常に受け付けられた時点以降は、新たなFNAセションは確立できません。

  • nficdefapコマンドを実行中の場合、30012メッセージを出力してエラー復帰することがあります。