nficstartコマンドは、NETSTAGE/FICを起動します。
/usr/sbin/nficstart [ -n FIC識別子]
FIC識別子を指定して起動します。
本オプションを省略した場合は、FIC識別子“01”のNETSTAGE/FICを起動します。
FIC識別子を01から99の数字で指定します。
FIC識別子“01”のNETSTAGE/FICを起動する場合
# /usr/sbin/nficstart -n 01 INFO: 30001: NETSTAGE/FIC(01)のnficstartコマンドを受け付けました。 INFO: 31011: NETSTAGE/FIC(01)を起動しました。 #
0 : コマンドが正常終了しました。
0以外: コマンドが異常終了しました。
注意
付録Fのスクリプトを利用することにより、システムの起動/停止と連動してNETSTAGE/FICを起動/停止することができます。スクリプトについては、“付録F スクリプト”を参照してください。
オペレーティングシステムがRed Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)またはRed Hat Enterprise Linux 8 (for Intel64)の場合、システム停止と連動してNETSTAGE/FICの停止を行うには、.serviceファイルを使用してNETSTAGE/FICの起動を行ってください。nficstartコマンドによりNETSTAGE/FICを起動した場合は、システム停止を行う前にnficstopコマンドによりNETSTAGE/FICを停止してください。.serviceファイルについては、“F.2.2 Unitファイル”を参照してください。
nficstopコマンドは、NETSTAGE/FICを停止します。
/usr/sbin/nficstop [-f ] [-n FIC識別子]
NETSTAGE/FICを強制停止する場合に指定します。
本オプションを指定した場合、プロセス停止によりNETSTAGE/FICを停止します。本オプションを省略した場合は、通常停止となり、確立中または確立済のFNAセションおよびTICFコネクションの解放を行い、すべて完了した時点でNETSTAGE/FICの停止を行います。
FIC識別子を指定して停止します。
本オプションを省略した場合は、FIC識別子“01”のNETSTAGE/FICを停止します。
FIC識別子を01から99の数字で指定します。
FIC識別子“02”のNETSTAGE/FICを停止する場合
# /usr/sbin/nficstop -f -n 02 INFO: 30001: NETSTAGE/FIC(02)のnficstopコマンドを受け付けました。 INFO: 31012: NETSTAGE/FIC(02)を停止しました。 #
0 : コマンドが正常終了しました。
0以外: コマンドが異常終了しました。
注意
本コマンドが正常に受け付けられた時点以降は、新たなセションは確立できません。
nficdefapコマンドを実行中の場合、30012メッセージを出力してエラー復帰することがあります。