NETSTAGE/FICは、以下のLOGON機能を提供します。
標準形式の文字記述コマンド
定型式コマンド
端末出力メッセージ
また、“NETSTAGE/FIC LOGONサービスカストマイズオプション”を導入することで、LOGONコマンドのカストマイズおよびLOGONコマンドの入力を勧誘するメッセージ(LOGON勧誘メッセージ)のカストマイズを行うことができます。
NETSTAGE/FICは標準形式の文字記述コマンドとして、以下をサポートします。
標準LOGONコマンド
標準LOGOFFコマンド
標準LOGONコマンド
NETSTAGE/FICは、以下の形式の標準LOGONコマンドをサポートします。
LOGON 業務アプリケーション名 [ユーザデータ]
LOGON APPLID (業務アプリケーション名) [DATA(ユーザデータ)] [LOGMODE(ログオンモード名)]
業務アプリケーション名には、NETSTAGE/FICの相手通信資源定義文(enrsc)に定義した相手通信資源名(enrsc名)を指定します。
業務アプリケーション名は省略できません。
富士通メインフレーム上の業務アプリケーションに渡すユーザデータを指定します。
NETSTAGE/FICのFNAプロトコル情報定義文(rrcinf)で定義したFNAプロトコル情報名(rrcinf名)を指定します。
標準LOGOFFコマンド
NETSTAGE/FICは、以下の形式の標準LOGOFFコマンドをサポートします。
LOGOFF [TYPE({COND|UNCOND})]
FNAセションの解放処理が条件付きの場合に指定します。条件付きを指定すると富士通メインフレーム上の業務アプリケーションが解放するまでセションを保持します。
FNAセションの解放処理が無条件の場合に指定します。無条件を指定するとLOGOFFコマンドを受け付けた時点でセションを解放します。
TYPEが省略された場合、TYPE(UNCOND)が指定されたものとします。
定形式要求とは、業務アプリケーションがセション確立および解放時に送信する定型のデータです。
定形式のセション確立要求をINIT-SELF、定形式のセション解放要求をTERM-SELFといいます。
LOGONコマンドの入力を勧誘するメッセージやLOGONコマンド失敗時のメッセージを出力します。
端末出力メッセージの概要を図2.7に示します。
図2.7 端末出力メッセージの概要
標準の端末出力メッセージの一覧を表2.3に示します。
メッセージID | 標準形式メッセージ | 意味 |
---|---|---|
JCET001 | INVALID COMMAND SYNTAX | 構文規則に違反しています。 |
JCET002 | command COMMAND UNRECOGNIZE | コマンドを認識できません。 |
JCET003 | parameter PARAMETER UNRECOGNIZED | パラメタを認識できません。 |
JCET004 | parameter PARAMETER INVALID | パラメタの値が不当です。 |
JCET005 | UNSUPPORTED FUNCTION | 入力方法が誤っています。 |
JCET006 | SEQUENCE ERROR | LOGONコマンドが重複して入力されました。 |
JCET007 | SESSION SETUP REJECTED | アプリケーションがLOGON要求を拒否しました。 |
JCET008 | INSUFFICIENT STORAGE | 作業領域が不足しました。 |
JCET010 | SYSTEM READY | FNAセションが解放され、再びLOGONコマンドが入力可能になりました。 |
JCET014 | application NOT AVAILABLE | アプリケーションが存在しません。または、利用可能な状態ではありません。 |
JCET020 | SYSTEM READY | LOGONサービスが開始されました。 |
表中の英小文字は、可変情報であることを表します。