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NETSTAGE/FIC V1.0 説明書
FUJITSU Software

2.1.4 LOGON機能

NETSTAGE/FICは、以下のLOGON機能を提供します。

また、“NETSTAGE/FIC LOGONサービスカストマイズオプション”を導入することで、LOGONコマンドのカストマイズおよびLOGONコマンドの入力を勧誘するメッセージ(LOGON勧誘メッセージ)のカストマイズを行うことができます。

2.1.4.1 標準形式の文字記述コマンド

NETSTAGE/FICは標準形式の文字記述コマンドとして、以下をサポートします。

標準LOGONコマンド

NETSTAGE/FICは、以下の形式の標準LOGONコマンドをサポートします。

形式1
LOGON 業務アプリケーション名 [ユーザデータ]
形式2
LOGON APPLID (業務アプリケーション名) [DATA(ユーザデータ)] [LOGMODE(ログオンモード名)]
オプション
業務アプリケーション名:

業務アプリケーション名には、NETSTAGE/FICの相手通信資源定義文(enrsc)に定義した相手通信資源名(enrsc名)を指定します。

業務アプリケーション名は省略できません。

ユーザデータ :

富士通メインフレーム上の業務アプリケーションに渡すユーザデータを指定します。

ログオンモード名:

NETSTAGE/FICのFNAプロトコル情報定義文(rrcinf)で定義したFNAプロトコル情報名(rrcinf名)を指定します。

標準LOGOFFコマンド

NETSTAGE/FICは、以下の形式の標準LOGOFFコマンドをサポートします。

形式
LOGOFF [TYPE({COND|UNCOND})]
オプション
TYPE(COND)

FNAセションの解放処理が条件付きの場合に指定します。条件付きを指定すると富士通メインフレーム上の業務アプリケーションが解放するまでセションを保持します。

TYPE(UNCOND)

FNAセションの解放処理が無条件の場合に指定します。無条件を指定するとLOGOFFコマンドを受け付けた時点でセションを解放します。

TYPEが省略された場合、TYPE(UNCOND)が指定されたものとします。

2.1.4.2 定型式要求

定形式要求とは、業務アプリケーションがセション確立および解放時に送信する定型のデータです。

定形式のセション確立要求をINIT-SELF、定形式のセション解放要求をTERM-SELFといいます。

2.1.4.3 端末出力メッセージ

LOGONコマンドの入力を勧誘するメッセージやLOGONコマンド失敗時のメッセージを出力します。

端末出力メッセージの概要を図2.7に示します。

図2.7 端末出力メッセージの概要

標準の端末出力メッセージの一覧を表2.3に示します。

表2.3 標準の端末出力メッセージ

メッセージID

標準形式メッセージ

意味

JCET001

INVALID COMMAND SYNTAX

構文規則に違反しています。

JCET002

command COMMAND UNRECOGNIZE

コマンドを認識できません。

JCET003

parameter PARAMETER UNRECOGNIZED

パラメタを認識できません。

JCET004

parameter PARAMETER INVALID

パラメタの値が不当です。

JCET005

UNSUPPORTED FUNCTION

入力方法が誤っています。

JCET006

SEQUENCE ERROR

LOGONコマンドが重複して入力されました。

JCET007

SESSION SETUP REJECTED

アプリケーションがLOGON要求を拒否しました。

JCET008

INSUFFICIENT STORAGE

作業領域が不足しました。

JCET010

SYSTEM READY

FNAセションが解放され、再びLOGONコマンドが入力可能になりました。

JCET014

application NOT AVAILABLE

アプリケーションが存在しません。または、利用可能な状態ではありません。

JCET020

SYSTEM READY

LOGONサービスが開始されました。

表中の英小文字は、可変情報であることを表します。