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Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

6.20.1 運用時に必要なディスク容量

Java EE 7 機能を使用する場合のディスク容量を示します。

ディレクトリ

ディスク容量
(単位:Mバイト)

備考(用途)

[Java EE 7共通ディレクトリ]

配備ファイルを展開した資産のサイズ × 2

Java EEアプリケーションの資産一式


[Java EE 7共通ディレクトリ]\domains\domain1\applications


[Java EE 7共通ディレクトリ]/domains/domain1/applications

配備する下記アプリケーションを展開した資産のサイズ

  • エンタープライズアプリケーション(.ear)

  • Webアプリケーション(.war)

  • EJBモジュール(.jar)

  • コネクタモジュール(.rar)

  • アプリケーションクライアント(.jar)


[Java EE 7共通ディレクトリ]\domains\domain1\generated


[Java EE 7共通ディレクトリ]/domains/domain1/generated

配備するアプリケーションの構成に依存します。

なお、大容量、および多数の配備モジュールを配備する場合、開発環境でアプリケーションの配備を行い、生成物の容量を事前に確認することを推奨します。


[Java EE 7共通ディレクトリ]\commands


[Java EE 7共通ディレクトリ]/commands

最大4Mバイト


[Java EE 7共通ディレクトリ]\domains\domain1\imq\instances\${メッセージブローカインスタンス名}


[Java EE 7共通ディレクトリ]/domains/domain1/imq/instances/${メッセージブローカインスタンス名}

初期値15Mバイトに、以下で算出した値を加算してください。

  • 物理格納先ごとの以下の合計
    最大蓄積件数×(メッセージサイズ×2+0.0003)

  • java.util.logging.FileHandler.limitプロパティに設定したサイズ×10

メッセージブローカを複数起動する場合には、メッセージブローカごとに左記の値を算出し、各値を合計してディスク容量を算出してください。

[トランザクションログの位置]

キーポイント間隔の設定値 × 0.0005Mバイト + 0.15Mバイト

トランザクションログファイルの格納先

[セッション格納位置]

passivateされたBeanインスタンスのファイルサイズ × passivateされたBeanインスタンス数

Beanインスタンスのファイルサイズやpassivateされる数量は、配備するアプリケーションやアプリケーションの運用方法に依存します。

6.5.2 Enterprise Beanインスタンスのキャッシング」を参照し、EJBコンテナ定義のチューニングを実施したり、負荷試験や運用リハーサルを実施したりしてどの程度のディスク容量が必要になるかどうか事前に想定し、見積もることを推奨します。

サーバーログ(注1)

  • IJServerクラスタの場合
    [Java EE 7共通ディレクトリ]\nodes\localhost-domain1\<サーバーインスタンス名>\logs

  • Interstage Java EE 7 DASサービスの場合
    [Java EE 7共通ディレクトリ]\domains\domain1\logs

  • IJServerクラスタの場合
    [Java EE 7共通ディレクトリ]/nodes/localhost-domain1/<サーバーインスタンス名>/logs

  • Interstage Java EE 7 DASサービスの場合
    [Java EE 7共通ディレクトリ]/domains/domain1/logs

  • サイズによるローテーションを指定した場合
    ログサイズ × (保存するログファイルの世代数 + 1)

  • 時刻によるローテーションを指定した場合
    1日あたりの出力サイズ× (保存するログファイルの世代数 + 1)


※1日あたりの出力サイズは、アプリケーションが出力するログの内容や業務の負荷によって、出力サイズや採取回数が異なることを考慮してください。サーバーインスタンスの起動および終了処理だけで約0.006Mバイトのログが出力されます。

※ログサイズ、保存するログファイルの世代数は、ロガーの定義項目で指定した値です。

Java VMログ


[Java EE 7共通ディレクトリ]\pcmi\isje7\logs\<サーバーインスタンス名>


[Java EE 7共通ディレクトリ]/pcmi/isje7/logs/<サーバーインスタンス名>

  • サイズによるローテーションを指定した場合
    ログサイズ × (保存するログファイルの世代数 + 1)

  • 時刻によるローテーションを指定した場合
    1日あたりの出力サイズ× (保存するログファイルの世代数 + 1)


※1日あたりの出力サイズは、アプリケーションが出力するログの内容や業務の負荷によって、出力サイズや採取回数が異なることを考慮してください。サーバーインスタンスの起動および終了処理だけで約0.003Mバイトのログが出力されます。

※Java VMログサイズ、保存するログファイルの世代数は、PCMIプロファイルに指定した値です。

HTTPアクセスログ(注2)

  • IJServerクラスタの場合
    [Java EE 7共通ディレクトリ]\nodes\localhost-domain1\<サーバーインスタンス名>\logs\access

  • Interstage Java EE 7 DASサービスの場合
    [Java EE 7共通ディレクトリ]\domains\domain1\logs\access

  • IJServerクラスタの場合
    [Java EE 7共通ディレクトリ]/nodes/localhost-domain1/<サーバーインスタンス名>/logs/access

  • Interstage Java EE 7 DASサービスの場合
    [Java EE 7共通ディレクトリ]/domains/domain1/logs/access

  • サイズによるローテーションを指定した場合
    ログサイズ × (保存するログファイルの世代数 + 1)

  • 時刻によるローテーションを指定した場合
    1日あたりの出力サイズ × (保存するログファイルの世代数 + 1)

  • 1日間隔によるローテーションを指定した場合
    1日あたりの出力サイズ × (保存するログファイルの世代数 + 1)


※ログサイズ、保存するログファイルの世代数は、HTTPサービスの定義項目で指定した値です。

IIOPアクセスログ(注3)

  • IJServerクラスタの場合
    [Java EE 7共通ディレクトリ]\nodes\localhost-domain1\<サーバーインスタンス名>\logs\iiop

  • Interstage Java EE 7 DASサービスの場合
    [Java EE 7共通ディレクトリ]\domains\domain1\logs\iiop

  • IJServerクラスタの場合
    [Java EE 7共通ディレクトリ]/nodes/localhost-domain1/<サーバーインスタンス名>/logs/iiop

  • Interstage Java EE 7 DASサービスの場合
    [Java EE 7共通ディレクトリ]/domains/domain1/logs/iiop

IIOPアクセスログのログサイズ × (保存するログファイルの世代数 + 1) (注4)

IIOPアクセスログ

HTTPトレースログ(注2)

  • IJServerクラスタの場合
    [Java EE 7共通ディレクトリ]\nodes\localhost-domain1\<サーバーインスタンス名>\logs\http

  • Interstage Java EE 7 DASサービスの場合
    [Java EE 7共通ディレクトリ]\domains\domain1\logs\http

  • IJServerクラスタの場合
    [Java EE 7共通ディレクトリ]/nodes/localhost-domain1/<サーバーインスタンス名>/logs/http

  • Interstage Java EE 7 DASサービスの場合
    [Java EE 7共通ディレクトリ]/domains/domain1/logs/http

HTTPトレースログのログサイズ × (保存するログファイルの世代数 + 1)


※ログサイズ、保存するログファイルの世代数は、HTTPサービスの定義項目で指定した値です。

Java EE 7インストールログ

システム環境変数TEMP

C:\Interstage\F3FMisje7

システム環境変数windir

/tmp

/opt/FJSVisje7

最大10Mバイト

Java EE 7機能、および、PCMIサービスのインストール・アンインストールトラブル時の調査ログ

PCMIサービストレースログ

[Java EE 7共通ディレクトリ]\pcmi\isje7\trace

[Java EE 7共通ディレクトリ]/pcmi/isje7/trace

最大18Mバイト

PCMIサービス運用トラブル時の調査ログ

配備アプリケーション一時ファイル

システムプロパティ”java.io.tmpdir”指定のディレクトリ

配備するアプリケーションの構成に依存します。

なお、大容量、および多数の配備モジュールを配備する場合、開発環境でアプリケーションの配備を行い、生成物の容量を事前に確認することを推奨します。

ファイル名gendContent*.zip(*は任意の文字列)

が作成されます。本ファイルはInterstage Java EE 7 DASサービス停止時に削除されます。

サーバーインスタンスの一時ディレクトリ

システムプロパティ”java.io.tmpdir”指定のディレクトリ

0.0005Mバイト×サーバーインスタンス数

ディレクトリ名fileinstall-* (*は任意の文字列)

が作成されます。本ファイルは作成したサーバーインスタンスの停止時に削除されます。

リポジトリの同期化処理の一時ファイル

システムプロパティ”java.io.tmpdir”指定のディレクトリ

0.001Mバイト×サーバーインスタンス数

ファイル名mt.*.xml (*は任意の文字列)が作成されます。本ファイルはリポジトリの同期化処理の完了時に削除されます。

モニタロギングのログ(注1)

  • IJServerクラスタの場合
    [Java EE 7共通ディレクトリ]\nodes\localhost-domain1\<サーバーインスタンス名>\logs

  • Interstage Java EE 7 DASサービスの場合
    [Java EE 7共通ディレクトリ]\domains\domain1\logs

  • IJServerクラスタの場合
    [Java EE 7共通ディレクトリ]/nodes/localhost-domain1/<サーバーインスタンス名>/logs

  • Interstage Java EE 7 DASサービスの場合
    [Java EE 7共通ディレクトリ]/domains/domain1/logs

  • サイズによるローテーションを指定した場合
    ログサイズ × (保存するログファイルの世代数 + 1)

  • 時刻によるローテーションを指定した場合
    1日あたりの出力サイズ× (保存するログファイルの世代数 + 1)


※1回あたりの出力サイズは、監視する情報の数によって異なりますが、ログファイル1つにつき約0.0001Mバイト~0.0005Mバイトです。

※1日あたりの採取回数は、監視サービスの定義項目で設定した採取間隔により決まります。

採取間隔の指定単位は秒のため、「86400÷採取間隔」で1日あたりの採取回数を求めることができます。

※ログサイズ、保存するログファイルの世代数は、ロガーの定義項目で指定した値です。

  • IJServerクラスタの場合


    [Java EE 7共通ディレクトリ]\nodes\localhost-domain1\[サーバーインスタンス名]\logs\admin


    [Java EE 7共通ディレクトリ]/nodes/localhost-domain1/[サーバーインスタンス名]/logs/admin

  • Interstage Java EE 7 DASサービスの場合


    [Java EE 7共通ディレクトリ]\domains\domain1\logs\admin


    [Java EE 7共通ディレクトリ]/domains/domain1/logs/admin

  • IJServerクラスタの場合
    最大 12Mバイト

  • Interstage Java EE 7 DASサービスの場合
    最大 306Mバイト

セッションの永続化ファイルの保存先

(注5)

注1)
  このディレクトリは、ロガーの定義項目で変更可能です。

2)
  このディレクトリは、HTTPサービスの定義項目で変更可能です。

注3)
  このディレクトリは、IIOPサービスの定義項目で変更可能です。IIOPサービスの定義項目については、「8.8.4 IIOPサービスの定義項目」を参照してください。

4)
  ログサイズおよび保存するログファイルの世代数は、IIOPサービスの定義項目の値です。

注5)
  セッションリカバリ機能を使用して、セッションの永続化を有効にした場合は、Session Registry Serverの環境設定で指定したセッションの永続化ファイルの保存先にセッションの永続化ファイルが生成されます。配備するWebアプリケーション1つについて、Session Registry Serverに以下のディスク容量が必要です(単位:Mバイト)。なお、以下の式で算出した値は、利用しているファイルシステムによって増減する場合があります。


  (0.004 + (セッションの保持するデータ容量 + X + 0.004) × セッション数) × 2

  (0.001 + (セッションの保持するデータ容量 + X + 0.001) × セッション数) × 2

  (0.004 + (セッションの保持するデータ容量 + X + 0.004) × セッション数) × 2

  “セッションの保持するデータ容量”は、Webアプリケーションでセションの属性(Attribute)にセットするオブジェクトおよびキーのサイズの合計値です。
  “X”は、0.001 + セッションの保持するデータ容量 × 0.005です。