Java EE 7 機能を使用する場合のディスク容量を示します。
ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) |
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[Java EE 7共通ディレクトリ] | 配備ファイルを展開した資産のサイズ × 2 | Java EEアプリケーションの資産一式 |
| 配備する下記アプリケーションを展開した資産のサイズ
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| 配備するアプリケーションの構成に依存します。 なお、大容量、および多数の配備モジュールを配備する場合、開発環境でアプリケーションの配備を行い、生成物の容量を事前に確認することを推奨します。 | |
| 最大4Mバイト | |
| 初期値15Mバイトに、以下で算出した値を加算してください。
| メッセージブローカを複数起動する場合には、メッセージブローカごとに左記の値を算出し、各値を合計してディスク容量を算出してください。 |
[トランザクションログの位置] | キーポイント間隔の設定値 × 0.0005Mバイト + 0.15Mバイト | トランザクションログファイルの格納先 |
[セッション格納位置] | passivateされたBeanインスタンスのファイルサイズ × passivateされたBeanインスタンス数 Beanインスタンスのファイルサイズやpassivateされる数量は、配備するアプリケーションやアプリケーションの運用方法に依存します。 | 「6.5.2 Enterprise Beanインスタンスのキャッシング」を参照し、EJBコンテナ定義のチューニングを実施したり、負荷試験や運用リハーサルを実施したりしてどの程度のディスク容量が必要になるかどうか事前に想定し、見積もることを推奨します。 |
サーバーログ(注1)
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※1日あたりの出力サイズは、アプリケーションが出力するログの内容や業務の負荷によって、出力サイズや採取回数が異なることを考慮してください。サーバーインスタンスの起動および終了処理だけで約0.006Mバイトのログが出力されます。 ※ログサイズ、保存するログファイルの世代数は、ロガーの定義項目で指定した値です。 | |
Java VMログ
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※1日あたりの出力サイズは、アプリケーションが出力するログの内容や業務の負荷によって、出力サイズや採取回数が異なることを考慮してください。サーバーインスタンスの起動および終了処理だけで約0.003Mバイトのログが出力されます。 ※Java VMログサイズ、保存するログファイルの世代数は、PCMIプロファイルに指定した値です。 | |
HTTPアクセスログ(注2)
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※ログサイズ、保存するログファイルの世代数は、HTTPサービスの定義項目で指定した値です。 | |
IIOPアクセスログ(注3)
| IIOPアクセスログのログサイズ × (保存するログファイルの世代数 + 1) (注4) | IIOPアクセスログ |
HTTPトレースログ(注2)
| HTTPトレースログのログサイズ × (保存するログファイルの世代数 + 1) ※ログサイズ、保存するログファイルの世代数は、HTTPサービスの定義項目で指定した値です。 | |
Java EE 7インストールログ システム環境変数TEMP C:\Interstage\F3FMisje7 システム環境変数windir /tmp /opt/FJSVisje7 | 最大10Mバイト | Java EE 7機能、および、PCMIサービスのインストール・アンインストールトラブル時の調査ログ |
PCMIサービストレースログ [Java EE 7共通ディレクトリ]\pcmi\isje7\trace [Java EE 7共通ディレクトリ]/pcmi/isje7/trace | 最大18Mバイト | PCMIサービス運用トラブル時の調査ログ |
配備アプリケーション一時ファイル システムプロパティ”java.io.tmpdir”指定のディレクトリ | 配備するアプリケーションの構成に依存します。 なお、大容量、および多数の配備モジュールを配備する場合、開発環境でアプリケーションの配備を行い、生成物の容量を事前に確認することを推奨します。 | ファイル名gendContent*.zip(*は任意の文字列) が作成されます。本ファイルはInterstage Java EE 7 DASサービス停止時に削除されます。 |
サーバーインスタンスの一時ディレクトリ システムプロパティ”java.io.tmpdir”指定のディレクトリ | 0.0005Mバイト×サーバーインスタンス数 | ディレクトリ名fileinstall-* (*は任意の文字列) が作成されます。本ファイルは作成したサーバーインスタンスの停止時に削除されます。 |
リポジトリの同期化処理の一時ファイル システムプロパティ”java.io.tmpdir”指定のディレクトリ | 0.001Mバイト×サーバーインスタンス数 | ファイル名mt.*.xml (*は任意の文字列)が作成されます。本ファイルはリポジトリの同期化処理の完了時に削除されます。 |
モニタロギングのログ(注1)
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※1回あたりの出力サイズは、監視する情報の数によって異なりますが、ログファイル1つにつき約0.0001Mバイト~0.0005Mバイトです。 ※1日あたりの採取回数は、監視サービスの定義項目で設定した採取間隔により決まります。 採取間隔の指定単位は秒のため、「86400÷採取間隔」で1日あたりの採取回数を求めることができます。 ※ログサイズ、保存するログファイルの世代数は、ロガーの定義項目で指定した値です。 | |
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セッションの永続化ファイルの保存先 | (注5) |
注1)
このディレクトリは、ロガーの定義項目で変更可能です。
注2)
このディレクトリは、HTTPサービスの定義項目で変更可能です。
注3)
このディレクトリは、IIOPサービスの定義項目で変更可能です。IIOPサービスの定義項目については、「8.8.4 IIOPサービスの定義項目」を参照してください。
注4)
ログサイズおよび保存するログファイルの世代数は、IIOPサービスの定義項目の値です。
注5)
セッションリカバリ機能を使用して、セッションの永続化を有効にした場合は、Session Registry Serverの環境設定で指定したセッションの永続化ファイルの保存先にセッションの永続化ファイルが生成されます。配備するWebアプリケーション1つについて、Session Registry Serverに以下のディスク容量が必要です(単位:Mバイト)。なお、以下の式で算出した値は、利用しているファイルシステムによって増減する場合があります。
(0.004 + (セッションの保持するデータ容量 + X + 0.004) × セッション数) × 2
(0.001 + (セッションの保持するデータ容量 + X + 0.001) × セッション数) × 2
(0.004 + (セッションの保持するデータ容量 + X + 0.004) × セッション数) × 2
“セッションの保持するデータ容量”は、Webアプリケーションでセションの属性(Attribute)にセットするオブジェクトおよびキーのサイズの合計値です。
“X”は、0.001 + セッションの保持するデータ容量 × 0.005です。