EJBアプリケーションを呼び出す側の設定について以下に説明します。
IJServerクラスタの設定
IJServerクラスタから他プロセスまたはリモートサーバのネーミングサービスに登録されたEnterprise JavaBeanにアクセスする場合には、以下の2つの方法があります。
他ネーミングサービス連携機能を使用する(推奨)
Interstage deployment descriptorファイルにINSの規則を使用して接続先を指定する
詳細は「4.12.3 クライアントからサーバに接続する場合の設定」を参照してください。
アプリケーションクライアントコンテナの設定
Interstage ACC deployment descriptor(glassfish-acc.xml)にtarget-server要素を定義します。このtarget-server要素には、EJBアプリケーションが運用されているサーバーインスタンスの接続先を指定します。target-server要素のname属性に一意の名前、address属性に接続先ホストをFQDN形式またはIPv4のIPアドレス、port属性にIIOPリスナーのポート番号を指定します。
例
<client-container> <target-server name="server1" address="host1" port="25700"/> </client-container>
スタンドアロンクライアントの設定
エンドポイントの指定として以下を設定してください。このプロパティを指定する場合、同一プロセスで動作するアプリケーションでは同一の値を指定してください。同一サーバーインスタンス上のアプリケーションで別々の値を指定したり、途中で接続先を変更することはできません。システムプロパティのcom.sun.appserv.iiop.loadbalancingpolicyは指定しない、または「disable」を指定してください。
プロパティ名 | 値 | 説明 |
---|---|---|
com.sun.appserv.iiop.endpoints | ホスト名とポート番号のリスト | EJBアプリケーションを運用するサーバーインスタンスのホスト名とIIOP通信ポート番号を以下の書式で指定します。 ホスト名:ポート番号 例) host1:25700 |
例
-Dcom.sun.appserv.iiop.loadbalancingpolicy=disable -Dcom.sun.appserv.iiop.endpoints=host1:25700