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Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

4.14.4 Oracle OCI JDBCドライバ(Type2)

環境変数の設定

Oracle JDBCドライバを動作させるための環境変数の設定例を以下に記載します。JDBCドライバ・格納先ディレクトリは、必要なJDBCクラス・ライブラリやOCI共有ライブラリを格納した任意のディレクトリです。ドライバを入手するには、Instant Clientをインストールする方法などがあります。詳細は、Oracleのマニュアルを参照してください。環境変数TNS_ADMINなどは、必要に応じて設定してください。ただし、Instant Client以外の環境でOCIドライバを使用する場合は、必ず環境変数ORACLE_HOMEを設定してください。

クラスパスの設定および、パス/ライブラリパスの設定については「4.14.1 JDBCドライバの環境設定」を参照してください。

設定項目

JDK/JRE

ドライバ・バージョン

設定値 (注1)

クラスパス

8

Oracle12c Release1

JDBCドライバ・格納先ディレクトリ\ojdbc7.jar

JDBCドライバ・格納先ディレクトリ\orai18n.jar

JDBCドライバ・格納先ディレクトリ\ucp.jar(注2)

Oracle12c Release2

JDBCドライバ・格納先ディレクトリ\ojdbc8.jar

JDBCドライバ・格納先ディレクトリ\orai18n.jar

JDBCドライバ・格納先ディレクトリ\ucp.jar(注2)


パス

-

Oracle12c Release1

JDBCドライバ・格納先ディレクトリ

Oracle12c Release2

JDBCドライバ・格納先ディレクトリ



ライブラリパス

-

Oracle12c Release1

JDBCドライバ・格納先ディレクトリ

Oracle12c Release2

JDBCドライバ・格納先ディレクトリ

注1) SolarisまたはLinuxの場合、「\」を「/」に読み替えてください。

注2) Oracle Universal Connection Pool (UCP) for JDBC機能を使用する場合にのみ設定が必要です。

接続プールの設定

接続プールの設定に以下を指定してください。
リソースタイプにはデータソースクラスが実装するインタフェースを指定してください。

パラメタ

指定値

名前

任意の値

リソースタイプ

以下のいずれかを指定してください。

  • javax.sql.ConnectionPoolDataSource

  • javax.sql.DataSource

  • javax.sql.XADataSource

データベースベンダー

Oracle (注1)

データソースクラス名

以下のいずれかを指定してください。

  • oracle.jdbc.pool.OracleConnectionPoolDataSource

  • oracle.jdbc.pool.OracleDataSource

  • oracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource

  • oracle.ucp.jdbc.PoolDataSourceImpl(注2)

  • oracle.ucp.jdbc.PoolXADataSourceImpl(注2)

1) データベースベンダーは、Interstage Java EE 7管理コンソールから接続プールを作成するときにだけ指定してください。

2) Oracle Universal Connection Pool (UCP) for JDBC機能を使用する場合、oracle.ucp.jdbc.PoolDataSourceImpl、またはoracle.ucp.jdbc.PoolXADataSourceImplを指定してください。


リソースタイプごとに使用するデータソースクラス名については、以下のように指定してください。

リソースタイプ

データソースクラス名

javax.sql.ConnectionPoolDataSource

oracle.jdbc.pool.OracleConnectionPoolDataSource

javax.sql.DataSource

oracle.jdbc.pool.OracleDataSource

oracle.ucp.jdbc.PoolDataSourceImpl

javax.sql.XADataSource

oracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource

oracle.ucp.jdbc.PoolXADataSourceImpl

プロパティ

以下に、JDBCドライバへ設定するプロパティの例を示します。指定可能なプロパティの詳細は、JDBCドライバのマニュアルを参照してください。

プロパティ名

user

ユーザIDを指定します。

password

パスワードを指定します。

URL

以下を指定します。斜体部分は変数名です。

  • jdbc:oracle:oci:@tns_entry

例) jdbc:oracle:oci:@MyTNSAlias

ConnectionFactoryClassName(注)

以下のいずれかを指定してください。

データソースクラス名がoracle.ucp.jdbc.PoolDataSourceImplの場合

  • oracle.jdbc.pool.OracleDataSource

データソースクラス名がoracle.ucp.jdbc.PoolXADataSourceImplの場合

  • oracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource

) Oracle Universal Connection Pool (UCP) for JDBC機能を使用する場合、プロパティ名ConnectionFactoryClassNameを指定してください。


注意

プロパティ名userおよびpasswordにユーザIDとパスワードを必ず指定してください。