ディレクトリに展開されている配備モジュールを配備します。
IJServerクラスタおよびJava EE 7 DASサービスからディレクトリ内のアプリケーション資産を直接参照するため、中央リポジトリへの転送は行われません。このため、配備したアプリケーションのディレクトリ名、およびエンタープライズアプリケーションが内包するアプリケーションのディレクトリ名を配備後に変更しないでください。また、iscollectinfoでdeployment descriptorが採取されません。iscollectinfoで調査用の資料採取を行う場合はdeployment descriptorを手動で採取してください。
ディレクトリ展開済みアプリケーションを配備
アプリケーションを展開したディレクトリを指定して配備します。配備対象のディレクトリは絶対パスおよびカレントディレクトリからの相対パスで指定可能です。
例
C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin deploy --name Sample --target IJServer001 C:\apps\MyApp |
/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin deploy --name Sample --target IJServer001 /apps/MyApp |
詳細は、「10.1.9.1 deployサブコマンド」を参照してください。
注意
ディレクトリ内のファイル構成はアプリケーションモジュールで配備する場合と同様のファイル構成である必要があります。アプリケーションモジュールとファイル構成が異なるファイルまたはディレクトリは無視されます。
例
webモジュールとEJBモジュールを内部に保持するearファイルを展開したディレクトリ
dir:account |-dir:MyRemoteEjb_jar | |-dir:com/mycompany | |-TestUtil.class | |-dir:ejb/remote/MyRemote | |-MyRemote.class | |-MyRemoteClass.class | |-MyRemoteHome.class |-dir:account_war |-index.jsp |-dir:WEB-INF |-glassfish-web.xml |-web.xml |-dir:classes |-dir:com/fujitsu/javaee/sample |-AccountManager.class
dir: ディレクトリ
ディレクトリ展開済みアプリケーションの配備機能は、以下に記述するアプリケーションの種類だけで使用可能です。
エンタープライズアプリケーション
Webアプリケーション
EJBアプリケーション
コネクタモジュール
ライフサイクルモジュール、アプリケーションクライアントモジュールではディレクトリ配備の機能は使用できません。
またエンタープライズアプリケーションの構成には以下の注意点があります。
エンタープライズアプリケーションに含めるアプリケーションはそれぞれディレクトリ展開し、それぞれのアプリケーションの先頭のフォルダ名が下記となるようにしてください。
Webアプリケーション(アプリケーション名.war) ⇒ アプリケーション名_war
EJBアプリケーション(アプリケーション名.jar) ⇒ アプリケーション名_jar
リソースアダプタ(アプリケーション名.rar) ⇒ アプリケーション名_rar
展開されていないアプリケーションが含まれている場合、または上記のフォルダ名の命名規則に従わない場合、それらのアプリケーションは配備時に無視されます。