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Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

2.26 CORBAサービスアプリケーション呼出し

Java EE 7実行環境上のCORBAクライアントアプリケーションから、マルチ言語サービスのCORBAサービス環境上で運用するCORBAサーバアプリケーションをIIOP通信で呼び出すことができます。



Java EE 7実行環境上のCORBAクライアントアプリケーションで利用可能な機能を以下の表に示します。

機能名

マルチ言語サービスのCORBAサービス

Java EE 7のCORBA

静的起動インタフェース

コード変換機能 (注1)

GSとのORB接続を行うための業務アプリケーション開発

GSとのORB接続(運用)

Javaアプレット

動的起動インタフェース

CORBAサーバ機能


(CORBAクライアント→CORBAサーバ)


(CORBAクライアント→Java EE 7サーバ)

HTTPトンネリング

SSL通信

ロードバランス機能

インタフェースリポジトリサービス

○:サポート  -:未サポート

注1)詳細については、「利用可能なコード系」を参照してください。

注意

  • 接続対象となるCORBAサーバアプリケーションは、Interstage V9.2以降またはInterstage for GSの環境で構築されている必要があります。

  • any型および共用体(union)は、利用できません。

利用可能なコード系

接続対象となるCORBAサーバアプリケーションのコード系とコード変換可能な組合せは、以下のとおりです。

CORBAサーバアプリケーションのコード系

UNICODE

UTF8

EUC(S90)

EUC(U90)

ShiftJIS

ShiftJIS MS

JEF ASCII

JEF英小文字

JEFカナ

UNICODE

UTF8

EUC

U90

SJIS

SJISMS

JEF_ASCII

JEF_LOWER

JEF_KANA

クライアント

UNICODE

(注1)

×

(注1)

(注1)

(注2)

(注2)

(注2)

○:コード変換対象  -:コード変換非対象(変換しない)  ×:コード変換不可

注1)string型だけEUC、SJIS、およびSJISMSをサポートします。wstring型、wchar型ではEUC、SJIS、およびSJISMSは未サポートです。

2)接続対象となるCORBAサーバアプリケーションは、Interstage for GSの環境で構築されている必要があります。

注意

  • CORBAサーバアプリケーションのコード系がEUCの場合、JISX 0201、0208、0212の範囲の文字だけ扱えます。丸付き数字などの特殊文字や外字(ユーザ定義文字)は使用できません。

  • CORBAサーバアプリケーションのコード系がSJISの場合、Windows-31J独自追加文字(NEC特殊文字/IBM拡張文字)や外字(ユーザ定義文字)は使用できません。

  • 未定義文字をコード変換した場合、アプリケーションにシステム例外DATA_CONVERSIONを通知します。

利用可能なシステムプロパティ(JVMオプション)

Java EE 7実行環境で指定可能な以下のシステムプロパティが利用可能です。