共通ディレクトリ
Interstage Java EE 7 DASサービスとすべてのIJServerクラスタで共通に使用するライブラリ(jarファイルまたはクラスファイル)を保管します。
共通ディレクトリには、JDBCドライバなどユーザがアプリケーションで使用するライブラリを自由に設定できます。
jar: [Java EE 7共通ディレクトリ]\domains\domain1\lib クラス: [Java EE 7共通ディレクトリ]\domains\domain1\lib\classes
jar: [Java EE 7共通ディレクトリ]/domains/domain1/lib クラス: [Java EE 7共通ディレクトリ]/domains/domain1/lib/classes
共通ディレクトリへのライブラリの設定は、以下の手順で実施します。
共通ディレクトリに必要なライブラリを配置します。
リポジトリの同期化を行うため、domain.xmlの更新日時を現在時刻に更新します。手順の詳細は「リポジトリの同期化処理」の「手動による同期化」を参照してください。
Interstage Java EE 7 DASサービスを再起動します。
IJServerクラスタを再起動します。
システム拡張ディレクトリ
Interstage Java EE 7 DASサービスとすべてのIJServerクラスタで共通に使用するJavaのオプションパッケージを保管します。
オプションパッケージの詳細は、JDKのドキュメント「拡張機能機構」を参照してください。
[Java EE 7共通ディレクトリ]\domains\domain1\lib\ext
[Java EE 7共通ディレクトリ]/domains/domain1/lib/ext
システム拡張ディレクトリへのライブラリの設定は、以下の手順で実施します。
システム拡張ディレクトリに必要なライブラリを配置します。
リポジトリの同期化を行うため、domain.xmlの更新日時を現在時刻に更新します。手順の詳細は「リポジトリの同期化処理」の「手動による同期化」を参照してください。
Interstage Java EE 7 DASサービスを再起動します。
IJServerクラスタを再起動します。
アプリケーションライブラリ
アプリケーション内で共通に使用するライブラリを、配備時にJARファイルの絶対パスで指定します。ライブラリが保管されているディレクトリの指定はできません。
アプリケーションライブラリを変更する場合は、絶対パスで指定しているJARファイルを同名のJARファイルで置き換えるか、再配備します。
配備は、asadminコマンドで行います。
詳細は、「4.5 アプリケーションの配備」を参照してください。
注意
アプリケーションライブラリでは、以下の参照ができません。
1つの配備単位で複数のアプリケーションライブラリを指定した場合、そのアプリケーションライブラリ間は参照できません。
アプリケーションライブラリから、Connectorクラスローダでロードされるリソースは参照できません。
アプリケーションの配備解除後も、配備時に指定したアプリケーションライブラリを削除できない場合があります。この場合、Interstage Java EE 7 DASサービスおよびIJServerクラスタを停止後、ファイルを削除してください。
クラスパスのサフィックス
共通クラスローダのクラスパスの末尾に挿入するクラスパスを設定します。クラスパスのサフィックスは、IJServerクラスタまたはInterstage Java EE 7 DASサービスごとに有効となるため、IJServerクラスタ(またはInterstage Java EE 7 DASサービス)ごとに共通クラスローダがロードするクラスを設定することができます。
クラスパスのサフィックスは、asadminコマンドのsetサブコマンドで設定します。クラスパスのサフィックスを設定した場合、IJServerクラスタ(またはInterstage Java EE 7 DASサービス)を再起動してください。
参照
詳細については「8.8.15 Java VMの定義項目」の「クラスパスのサフィックス」を参照してください。
注意
クラスパスのサフィックスに指定したJARファイルが、設定対象のIJServerクラスタを停止しても削除できない場合があります。この場合、設定対象のIJServerクラスタおよびInterstage Java EE7 DASサービスを停止して削除するようにしてください。