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Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

1.2.3 asadminコマンド実行時の制限事項

項番

制限事項

対処方法

解除予定

1

start-clusterサブコマンドまたはstop-clusterサブコマンド実行時に、下記のメッセージがコマンドラインに出力されてasadminコマンドの実行に失敗することがあります。

Argument name must be defined

左記のメッセージが出力された場合は、asadminコマンドを再実行してください。

未定

2

既存のサーバーインスタンスと大文字・小文字区別なしで同じサーバーインスタンス名を指定して、サーバーインスタンスの削除を実行した場合、定義上は既存のサーバーインスタンスは削除されませんが、不正に既存のサーバーインスタンスの資源(ディレクトリ)が削除されます。

既存のサーバーインスタンスと大文字・小文字区別なしで同じサーバーインスタンス名を指定してdelete-local-instanceを実行しないでください。

現象発生時は以下の手順でサーバーインスタンスを削除してください。

  1. 以下のディレクトリが存在しない場合、サーバーインスタンスの作成を行ってください。

    [Java EE 7共通ディレクトリ]\nodes\localhost-domain1\agent

  2. 削除したいサーバーインスタンスの名前のディレクトリを以下のように作成してください。

    [Java EE 7共通ディレクトリ]\nodes\localhost-domain1\[削除したいサーバーインスタンスの名前]

  3. asadmin delete-local-instanceサブコマンドを使用して削除したいサーバーインスタンスを削除してください。この時以下のメッセージが出力されますが、無視してください。

    The instance directory does not exist: [削除したいサーバーインスタンスのパス]

  4. 手順1でサーバーインスタンスを作成した場合、そのサーバーインスタンスを削除してください。

未定

3

既存のサーバーインスタンスと大文字・小文字区別なしで同じサーバーインスタンス名を指定して、サーバーインスタンスの停止を実行した場合、以下のメッセージが出力された後、既存のサーバーインスタンスの停止処理が実行されます。

OM5001: Failed to get the instance install path of PCMI service. PCMI service is not used. class=com.sun.enterprise.admin.cli.cluster.StopLocalInstanceCommand. (ISJE7)

このとき、既存のサーバーインスタンスはPCMIサービスからは異常終了されたと判断されます。PCMIプロファイルの「プロセスの自動再起動」に「自動再起動する(省略値)」が設定されている場合、プロセスの再起動が行われます。

既存のサーバーインスタンスと大文字・小文字区別なしで同じサーバーインスタンス名を指定してサーバーインスタンスの停止処理を実行しないでください。

未定

4

既存のIJServerクラスタと同名のサーバーインスタンスが作成できてしまいます。また、既存のサーバーインスタンスと同名のIJServerクラスタが作成できてしまいます。IJServerクラスタとサーバーインスタンスとで同名であるものをターゲットに指定してlist-cluststersまたはlist-instancesを実行した場合、IJServerクラスタまたはサーバーインスタンスの一覧が正しく表示されません。また、IJServerクラスタとサーバーインスタンスとで同名であるものを指定してgetを実行した場合、期待する対象の定義情報が取得できないことがあります。

既存のIJServerクラスタと同名のサーバーインスタンスが作成を作成しないでください。また、既存のサーバーインスタンスと同名のIJServerクラスタを作成しないでください。

作成した場合は、同名のサーバーインスタンスまたはIJServerクラスタを削除してください。

未定

5

既存の設定名と同名のサーバーインスタンスが作成できてしまいます。設定名ととサーバーインスタンスとで同名であるものを指定してgetを実行した場合、期待する対象の定義情報が取得できないことがあります。

既存の設定名と同名のサーバーインスタンスを作成しないでください。

作成した場合は、同名のサーバーインスタンスを削除してください。

未定

6

以下の条件を満たした場合、2.で実行する再配備が失敗し、後述するメッセージが出力されることがあります。

  1. Interstage Java EE 7 DASサービスに、以下のいずかのディレクトリ展開済みアプリケーションを配備する

    • EJBモジュールを含むEARアプリケーション

    • EJBを含むWARアプリケーション

    • EJBモジュール

  2. 上記で配備したアプリケーションのアプリケーション名に対して、大文字・小文字区別なしで同じアプリケーション名を指定して、再配備を実行した場合。

出力されるメッセージには下記が含まれます。

remote failure: Error occurred during deployment: Exception while loading the app : EJB Container initialization error. Please see server.log for more details.

既存のアプリケーション名と大文字・小文字区別なしで同じアプリケーション名を指定して配備や再配備を実行しないでください。

現象発生時は、すでに配備していたアプリケーションを配備解除してから、アプリケーションを配備してください。

未定

7

以下の条件を満たした場合、2.で実行する再配備が失敗し、警告メッセージが出力されることがあります。

  1. IJServerクラスタに、以下のいずれかのディレクトリ展開済みアプリケーションを配備する

    • EJBモジュールを含むEARアプリケーション

    • EJBを含むWARアプリケーション

    • EJBモジュール

  2. 上記で配備したアプリケーションのアプリケーション名に対して、大文字・小文字区別なしで同じアプリケーション名を指定して、再配備を実行した場合。

出力される警告メッセージには下記が含まれます。

Warning: Command _deploy did not complete successfully on server instance <サーバーインスタンス名>: remote failure: Failed to load the application on instance <サーバーインスタンス名>. The application will not run properly. Please fix your application and redeploy.

既存のアプリケーション名と大文字・小文字区別なしで同じアプリケーション名を指定して配備や再配備を実行しないでください。

現象発生時は、すでに配備していたアプリケーションおよび再配備を行ったアプリケーションを配備解除してから、アプリケーションを配備してください。

未定