既存環境で一元管理を行う場合の環境構築方法を以下に示します。
既存環境がV15.4.0でない場合は、バージョンアップを行います。
なお、V15.4.0のコンポーネントは、V15.2.0の一部のコンポーネントと接続可能なものがあります。
接続可能な組み合わせについては、“導入ガイド”の“異なるバージョン間の注意事項”を参照してください。
統合管理サーバをバージョンアップする
以下の手順に従って統合管理サーバのバージョンアップ/データ移行を行います。
同一サーバ上でのバージョンアップ手順を以下に示します。
各手順の詳細については、“導入ガイド”の“管理サーバ/統合管理サーバをバージョンアップする”を参照してください。
項番 | V13からのV-up | V14からのV-up | V15からのL-up | |
---|---|---|---|---|
V14.0/V14.1 | V14.2/V14.3 | |||
1 | 統合管理サーバにログオンする | |||
2 | 階層化サービス、サーバサービスを停止する | |||
3 | IISのインストールおよび設定を行う | - | - | - |
4 | 管理情報、ログ情報をバックアップする | |||
5 | - | - | ログ閲覧データベースを削除する | |
6 | 運用データベースを削除する | |||
7 | データベース管理システム(DBMS)をアンインストールする | - | ||
8 | 統合管理サーバを上書きインストールする | |||
9 | 運用データベースを構築する | |||
10 | 管理情報、ログ情報をリストアする | |||
11 | IISの設定を行う | - | - | - |
12 | サーバの環境を設定する | |||
13 | - | - | ログ閲覧データベースを構築する |
別サーバ上でのバージョンアップ手順を以下に示します。
各手順の詳細については、“導入ガイド”の“管理サーバ/統合管理サーバをバージョンアップする”を参照してください。
項番 | V13からのV-up | V14からのV-up | V15からのL-up | |
---|---|---|---|---|
V14.0/V14.1 | V14.2/V14.3 | |||
1 | 旧統合管理サーバにログオンする | |||
2 | 旧統合管理サーバの階層化サービス、サーバサービスを停止する | |||
3 | 旧統合管理サーバの管理情報、ログ情報をバックアップする | |||
4 | 旧統合管理サーバでバックアップした管理情報、ログ情報を新統合管理サーバにコピーする | |||
5 | 新統合管理サーバでIISのインストールおよび設定を行う | - | - | - |
6 | 新統合管理サーバを新規インストールする | |||
7 | 新統合管理サーバで管理情報、ログ情報をリストアする | |||
8 | 新統合管理サーバでIISの設定を行う | - | - | - |
9 | 新統合管理サーバでサーバの環境を設定する |
管理サーバをバージョンアップする
以下の手順に従って管理サーバのバージョンアップ/データ移行を行います。
同一サーバ上でのバージョンアップ手順を以下に示します。
各手順の詳細については、“導入ガイド”の“管理サーバ/統合管理サーバをバージョンアップする”を参照してください。
項番 | V13からのV-up | V14からのV-up | V15からのL-up | |
---|---|---|---|---|
V14.0/V14.1 | V14.2/V14.3 | |||
1 | 管理サーバにログオンする | |||
2 | 階層化サービス、サーバサービスを停止する | |||
3 | IISのインストールおよび設定を行う | - | - | - |
4 | 管理情報、ログ情報をバックアップする | |||
5 | - | - | ログ閲覧データベースを削除する | |
6 | 運用データベースを削除する | |||
7 | データベース管理システム(DBMS)をアンインストールする | - | ||
8 | 管理サーバを上書きインストールする | |||
9 | 運用データベースを構築する | |||
10 | 管理情報、ログ情報をリストアする | |||
11 | IISの設定を行う | - | - | - |
12 | サーバの環境を設定する | |||
13 | - | - | ログ閲覧データベースを構築する |
別サーバ上でのバージョンアップ手順を以下に示します。
各手順の詳細については、“導入ガイド”の“管理サーバ/統合管理サーバをバージョンアップする”を参照してください。
項番 | V13からのV-up | V14からのV-up | V15からのL-up | |
---|---|---|---|---|
V14.0/V14.1 | V14.2/V14.3 | |||
1 | 旧管理サーバにログオンする | |||
2 | 旧管理サーバの階層化サービス、サーバサービスを停止する | |||
3 | 旧管理サーバの管理情報、ログ情報をバックアップする | |||
4 | 旧管理サーバでバックアップした管理情報、ログ情報を新管理サーバにコピーする | |||
5 | 新管理サーバでIISのインストールおよび設定を行う | - | - | - |
6 | 新管理サーバを新規インストールする | |||
7 | 新管理サーバで管理情報、ログ情報をリストアする | |||
8 | 新管理サーバでIISの設定を行う | - | - | - |
9 | 新管理サーバでサーバの環境を設定する |
管理コンソールをバージョンアップする
管理コンソールのバージョンアップ方法については、“導入ガイド”の“管理コンソールをバージョンアップする”を参照してください。
クライアント(CT)をバージョンアップする
クライアント(CT)のバージョンアップ方法については、“導入ガイド”の“クライアント(CT)をバージョンアップする”を参照してください。
Citrix XenApp監視機能をバージョンアップする
Citrix XenApp監視機能のバージョンアップ方法については、“導入ガイド”の“Citrix XenApp監視機能をバージョンアップする”を参照してください。
海外ではCitrix XenApp監視機能は利用できないため、海外に設置する端末にはインストールできません。
ログアナライザサーバをバージョンアップする
ログアナライザサーバのバージョンアップ手順は、“導入ガイド”の“Systemwalker Desktop Log Analyzer管理サーバからログアナライザサーバに移行する”を参照してください。「Systemwalker Desktop Log Analyzer管理サーバ」は、「旧版のログアナライザサーバ」と読み替えてください。
レポート出力ツールをバージョンアップする
レポート出力ツールのバージョンアップ手順は、“導入ガイド”の“レポート出力ツールを移行する”を参照してください。
中継サーバをバージョンアップする
中継サーバのバージョンアップ方法については、“導入ガイド”の“中継サーバをバージョンアップする”を参照してください。
スマートデバイス(エージェント)をバージョンアップする
スマートデバイス(エージェント)のバージョンアップ方法については、“導入ガイド”の“スマートデバイス(エージェント)をバージョンアップする”を参照してください。
日本語版の統合管理サーバに海外版の管理サーバを追加する、または海外版の管理サーバに接続しているクライアント(CT)の接続先を変更するなど、運用環境の変更を行います。
運用環境変更の詳細については、“運用ガイド 管理者編”の“運用環境を変更する”の以下の説明を参照してください。
“システム構成を2階層から3階層へ変更する”
“3階層のシステム構成で管理サーバを追加/削除する”
“CT環境を変更する”
“接続先の管理サーバ/統合管理サーバを変更する”
“管理コンソール環境を変更する”
管理サーバの接続先の統合管理サーバを変更した場合、以下の作業が必要になります。
接続先変更後の統合管理サーバのActive Directory連携の設定に合わせて管理サーバのActive Directory連携の設定を変更してください。詳細については、運用ガイド 管理者編の“構成情報の取り込み方を変更する”を参照してください。
接続先変更後の統合管理サーバのユーザー情報の管理の設定に合わせて、管理サーバのユーザー情報の管理の設定を変更してください。詳細については、運用ガイド 管理者編の“ユーザー情報の管理方法を変更する”を参照してください。
管理しているユーザー情報が接続先変更前後で異なっている場合、以下の設定を行ってください。
変更前のユーザー情報を継続して使用する場合、ユーザー情報を変更後の統合管理サーバに移行してください。DTKTBLCV.EXE(ユーザー定義の移行)コマンドを使用して、各管理サーバで設定した情報を、統合管理サーバに移行します。コマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル”の“DTKTBLCV.EXE(ユーザー定義の移行)”を参照してください。
変更後の統合管理サーバで一元管理しているユーザー情報を使用する場合、特に設定は必要ありません。
部門管理者情報については、接続先変更前後で異なっている場合、再度設定を行ってください。詳細については、導入ガイドの“管理者情報を設定する”を参照してください。
変更前のUSBデバイス情報を継続して使用する場合、USBデバイス情報を変更後の統合管理サーバに移行してください。詳細については、運用ガイド 管理者編の“デバイス/メディアを登録する”を参照してください。
一元管理する際に、統合管理サーバを変更した場合など、中継サーバの接続先の(統合)管理サーバを変更する必要があります。その場合は以下の手順を実施してください。
接続先の(統合)管理サーバで設定を変更する
接続先の(統合)管理サーバで以下の設定を行います。
iOS管理データベースを構築する(管理サーバ変更先)
iOS端末を管理する場合で、かつ、変更した管理サーバでiOS管理データベースを使用する場合、導入ガイドの“データベースを構築する”を参照してiOS管理データベースを構築してください
データベースの公開設定を行う(管理サーバ変更先)
“導入ガイド”の“中継サーバ環境を構築する”の“データベースの公開設定を行う(統合管理サーバ/管理サーバ)”を実施します。
中継サーバで設定を変更する
中継サーバで以下の設定を行います。
Android端末を管理している場合
中継サーバのサービス起動・停止コマンド(SDSVService.bat)を利用して、中継サーバのサービスを停止します。
中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.exe)を利用して、中継サーバに登録されているSystemwalker Desktop Keeper (統合)管理サーバのIPアドレスおよびポート番号を、変更先の(統合)管理サーバのIPアドレスとポート番号に変更してください。
この手順は、iOS端末/Windows端末を管理している場合と共通です。iOS端末/Windows端末も管理している場合は、一度だけ実行してください。
中継サーバのサービス起動・停止コマンド(SDSVService.bat)を利用して、中継サーバのサービスを起動します。
iOS端末を管理している場合
中継サーバのサービス起動・停止コマンド(SDSVService.bat)を利用して、中継サーバのサービスを停止します。
中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.exe)を利用して、中継サーバに登録されているSystemwalker Desktop Keeper (統合)管理サーバのIPアドレスおよびポート番号を、変更先の(統合)管理サーバのIPアドレスとポート番号に変更してください。
この手順は、Android端末/Windows端末を管理している場合と共通です。Android端末/Windows端末も管理している場合は、一度だけ実行してください。
「・接続先の(統合)管理サーバで設定を変更する」の手順1、2を実施した場合、以下の手順を実施してください。
a. 中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.exe)を利用して、中継サーバに登録されているiOS管理データベースのIPアドレスおよびポート番号を変更先のIPアドレスとポート番号に変更してください。
b. Apple社証明書登録コマンド(swss_ImportAppleCert.bat)を利用して、“導入ガイド”の“iOS端末を管理するための事前準備”で準備したMDM証明書を導入します。
中継サーバのサービス起動・停止コマンド(SDSVService.bat)を利用して、中継サーバのサービスを起動します。
Windows端末を管理している場合
中継サーバのサービス起動・停止コマンド(SDSVService.bat)を利用して、中継サーバのサービスを停止します。
中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.exe)を利用して、中継サーバに登録されているSystemwalker Desktop Keeper (統合)管理サーバのIPアドレスおよびポート番号を、変更先の(統合)管理サーバのIPアドレスとポート番号に変更してください。
この手順は、Android端末/iOS端末を管理している場合と共通です。Android端末/iOS端末も管理している場合は、一度だけ実行してください。
中継サーバのサービス起動・停止コマンド(SDSVService.bat)を利用して、中継サーバのサービスを起動します。
Android端末、iOS端末およびWindows端末を管理している場合
管理している端末向けの設定をすべて行います。例えば、Android端末とWindows端末を管理している場合は、Android端末を管理している場合の設定およびWindows端末を管理している場合の設定を行います。
クライアント(CT)、スマートデバイスエージェントで設定を変更する
中継サーバに接続しているクライアント(CT)、スマートデバイスエージェントで以下の設定を行います。
Android端末を管理している場合
利用者はAndroid端末にて、インストールしたエージェント(Desktop Keeper Client)を起動し、[今すぐ同期する]をタップして中継サーバとの同期を行ってください。
iOS端末を管理している場合
“導入ガイド”の“スマートデバイス(エージェント)(iOS)をアンインストールする”に従って、CA証明書(サーバ)、CA証明書(クライアント)、MDMプロファイルをアンインストールします。
“ 導入ガイド”の“スマートデバイス(エージェント)(iOS)をインストールする”に従って、再度、スマートデバイス(エージェント)(iOS)のインストールを実施します。
Windows端末を管理している場合
クライアント(CT)が接続する(統合)管理サーバへCT情報を通知するため、クライアント(CT)のコマンドプロンプトから、以下のコマンドを実行します。
fsw11ej7.exe <Password> /R
<Password>:クライアント(CT)のインストール時に指定したパスワードを入力します。
クライアント(CT)を再起動します。
Android端末、iOS端末およびWindows端末を管理している場合
管理している端末向けの設定をすべて行います。例えば、Android端末とWindows端末を管理している場合は、Android端末を管理している場合の設定およびWindows端末を管理している場合の設定を行います。
各コマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル”の“コマンドリファレンス”を参照してください。
日本語版と海外版それぞれで中継サーバを構築している場合、一元管理する際に、どちらかの中継サーバにクライアント(CT)、スマートデバイスエージェントを集約する必要があります。クライアント(CT)、スマートデバイスエージェントの接続先の中継サーバを変更するために、以下の手順を実施してください。
クライアント(CT)、スマートデバイスエージェントで設定を変更する
中継サーバに接続しているクライアント(CT)、スマートデバイスエージェントで以下の設定を行います。
Android端末を管理している場合
Android端末の利用者に中継サーバとの同期用URLを通知します。
URLを通知された利用者は、Android端末にて、インストールしたエージェント(Desktop Keeper Client)を起動し、同期用URLを通知されたURLに変更し、[今すぐ同期する]をタップして中継サーバとの同期を行ってください。
iOS端末を管理している場合
“導入ガイド”の“スマートデバイス(エージェント)(iOS)をアンインストールする”に従って、CA証明書(サーバ)、CA証明書(クライアント)、MDMプロファイルをアンインストールします。
“導入ガイド”の“スマートデバイス(エージェント)(iOS)をインストールする”に従って、再度、スマートデバイス(エージェント)(iOS)のインストールを実施します。
Windows端末を管理している場合
“運用ガイド 管理者編”の“CT環境を変更する”の“接続先を管理サーバから中継サーバ、中継サーバから管理サーバに変更する”に従って、接続先の中継サーバを変更してください。
Android端末、iOS端末およびWindows端末を管理している場合
管理している端末向けの設定をすべて行います。例えば、Android端末とWindows端末を管理している場合は、Android端末を管理している場合の設定およびWindows端末を管理している場合の設定を行います。
ログアナライザサーバを使用する運用において一元管理を行う場合、以下の手順に従ってください。
管理サーバ上のサーバ設定ツールで、入出力ファイルのエンコードをUTF-8に設定します。
詳細については、“導入ガイド”の“管理サーバ/統合管理サーバの環境を設定する”の“サーバ環境設定手順”を参照してください。
管理サーバ上で管理者情報の転送を行います。
詳細については、“導入ガイド”の“ログアナライザサーバの環境を設定する”の“管理サーバ/統合管理サーバ上で、ログアナライザ環境を設定する”を参照してください。
ログアナライザサーバ上で管理者情報の移入を行います。
詳細については、“導入ガイド”の“ログアナライザサーバの環境を設定する”の“ログアナライザサーバ上で、ログアナライザ環境を設定する”を参照してください。