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Systemwalker Desktop Keeper 解説書
FUJITSU Software

2.3 管理機能

Systemwalker Desktop Keeperのシステム管理者は、以下の機能を利用して、システム管理を行います。

以下に、管理機能の種類と概要を説明します。

ポリシー定義

管理コンソールで、CTポリシー、ユーザーポリシー、および緊急対処設定ポリシーの定義を行い、クライアント(CT)で禁止する操作や、クライアント(CT)から収集するログを定義します。

定義できるポリシーは以下の3つです。

また、部門管理者を設定することで、部門内での設定に限り、部門管理者に利用権限を与えることが可能です。

なお、CTポリシー、ユーザーポリシー、および緊急対処設定ポリシーでは、ポリシーの種類、設定方法、および適用範囲が異なります。例えば、Citrix XenApp監視機能については、ユーザーポリシーは適用できません。CTポリシーだけ適用できます。
詳細は、“運用ガイド 管理者編”の“ポリシーとは”を参照してください。

ログ参照検索追跡

Webコンソール(ログビューア)で、日時、ログの種類およびキーワード等の条件を指定し検索できます。検索した結果は、一覧に表示およびCSVファイルへの出力ができます。

また、部門管理者を設定することで、部門内でのログの参照に限り、部門管理者に利用権限を与えることが可能です。

また、指定したログからファイル操作を追跡することもできます。追跡可能なログ種別は以下のとおりです。

また、バックアップした操作ログを参照用のデータベースにリストアすることにより、過去の操作ログの参照が可能です。参照用のデータベースでは、ユーザー単位でのログ検索・参照も可能です。また、部門管理者による利用も可能です。

自己版数管理

クライアント(CT)が自身の製品版数を把握し、古い版数の場合は、自動的に版数をアップします。自己版数管理機能は、Systemwalker Desktop Keeperのシステム管理者が自己版数アップ用のモジュールを管理サーバに配置することで実行できます。

階層管理

クライアント(CT)を管理するサーバが複数存在する場合、統合管理サーバを設置して、階層化したサーバ管理ができます。

メール通知

クライアント(CT)においてポリシーに違反する操作などが行われた場合、違反操作のログが収集されたあとに、管理者にメールで通知します。
また、クライアントへの緊急対処依頼および緊急対処解除が行われた場合や、管理サーバ/統合管理サーバのデータベース領域、ディスク領域が枯渇した場合にも、管理者にメールで通知します。

イベントログへの記録

クライアント(CT)においてポリシーに違反する操作などが行われた場合、違反操作のログが収集されたあとに、そのクライアント(CT)が接続している統合管理サーバまたは管理サーバのイベントログに記録します。
また、クライアントへの緊急対処依頼および緊急対処解除が行われた場合や、管理サーバ/統合管理サーバのデータベース領域、ディスク領域が枯渇した場合にも、イベントログに記録します。

状況表示

情報漏洩の恐れがある操作が実施されたPCの台数を、システム全体で集計・確認できます。

クライアント(CT)への通知

クライアント(CT)へ用紙使用状況を通知することにより、個人のコスト削減意識を向上させることができます。

クライアント(CT)のプロセス制御、サービス制御

システム管理者は、クライアント(CT)上のプロセス、サービスの一覧を取得し、不正なプロセス、サービスを制御できます。

スマートデバイス(エージェント)のリモート制御

システム管理者は、利用者が紛失したスマートデバイスが不正に利用されないように操作を制御できます。

PC使用時間の通知

利用者のPC使用時間を、管理者および利用者へ通知します。

また、PC使用時間実績一覧をCSVに出力し、勤怠管理システムの就業時間と突き合わせて確認することで、利用者の就業時間とPC使用時間の差異を確認することができます。