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ServerView Resource Orchestrator V3.4.0 検疫ネットワークへの自動隔離機能 使用手引書
FUJITSU Software

3.1.1 セキュリティリスク検出時の運用手順【Trend Micro VB Corp.】【Symantec】【McAfee】

手順

  1. インフラ管理者はメール通知または本製品のマネージャーが動作するサーバのシステムログにより、セキュリティリスクが検出されたことを認識します。

    注意

    本製品と連携するウイルス対策製品が以下の場合は、本製品のマネージャーが動作するサーバのシステムログにセキュリティリスクの検出に関する情報は出力されません。

    • Symantec Endpoint protection
  2. 以下のサーバからの通知に従い、セキュリティリスクが発生したL-Serverに対して、設定内容に従った自動的な対処または、管理者が選択した対処が実施されます。
    【Trend Micro VB Corp.】
    • ウイルスバスターCorp. 11.0サーバ

    • ウイルスバスターCorp. XGサーバ

    【Symantec】
    • Symantec Endpoint Protection Manager

    【McAfee】
    • McAfee ePO サーバ

  3. インフラ管理者は、マネージャーの対処が正常に実施されていることを、以下で確認します。
    • GUI(RORコンソール)で、エラーメッセージが発生していないこと

    • 隔離を実施した場合

      GUI(RORコンソール)からL-Serverのネットワークが検疫ネットワークに切り替わったこと、およびL-ServerのIPアドレス

    • 再起動を実施した場合

      GUI(RORコンソール)からL-Serverの起動の状態。再起動によりセキュリティリスクが解消された場合には、セキュリティリスク解消時の運用に進んでください。

    • 本製品のマネージャーが複数台で構成されている場合

      セキュリティリスクが検出されたL-Serverを管理する本製品のマネージャーが特定出来ていること。

      【Trend Micro VB Corp.】【McAfee】

      特定は、1台目の本製品のマネージャーが動作するサーバのSYSLOGに出力されている以下のメッセージで確認してください。

      Send information of SNMP trap to remote manager [本製品のマネージャーのIPアドレス]
      【Symantec】

      特定は、1台目の本製品のマネージャーのGUI(RORコンソール)で出力されている以下のメッセージを確認してください。

      FJSVrcx:INFO:21143:quarantine L-Server(submgr:本製品のマネージャーのIPアドレスまたはFQDN):started

    上述の確認で異常を検知した場合、「3.1.6.1 セキュリティリスク検出時の自動対処に失敗した場合の対処【Trend Micro VB Corp.】【Symantec】【McAfee】」の手順を実施してください。

  4. 隔離を実施した場合、セキュリティリスクが発生した環境は、利用できなくなります。

    仮想PCの場合、インフラ管理者に依頼することで、他の仮想PCを利用できます。

  5. 隔離を実施した場合、インフラ管理者は、セキュリティリスクが発生した仮想PC・SBCサーバのコンソールを開いて以下の検疫処理を実施します。
    1. 手順3.で確認したL-ServerのIPアドレスおよびネットワーク情報に合わせて、OSのネットワーク設定を変更してください。
    2. ウイルス対策製品のマニュアルに従って対処を実施し、その後、ウイルススキャンを実施します。
      ウイルスが検出されないことを確認してください。
  6. 隔離を実施した場合、仮想マシンからログオフします。

    手順5の検疫処理が完了後、仮想マシンからログオフしてください。