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Interstage Data Effector V9.3.x リファレンス集
FUJITSU Software

A.6 TextNodeCompatibility

V9.1系から、入力ファイルタイプがXMLの場合、特殊なデータを含むときの抽出処理の扱いを拡張しました。
これにより、V9.0系の動作を保証するために、V9.1系で以下の互換パラメタを設けました。


コマンド利用時

select用動作環境ファイルに、以下のパラメタを指定します。

パラメタ名

省略

説明

TextNodeCompatibility

入力ファイルタイプがXMLの場合、以下の特殊なデータを含むときの抽出処理の扱いを指定します。

  • コメントセクション

  • CDATAセクション

  • 処理命令

  • 混在内容

  0:V9.1系の形式で扱う。

  1:V9.0系の互換形式で扱う。

本パラメタを省略した場合、0が指定されたものとみなします。


C API利用時

AsisSetEnvironment関数のNameパラメタに以下の環境パラメタを指定します。

環境パラメタ名

意味

機能名

抽出機能

連結機能

集計機能

ソート機能

TextNodeCompatibility

入力ファイルタイプがXMLの場合、特殊なデータを含む場合の抽出処理の扱いを指定します。

○:指定できます。
-:指定できません。


環境パラメタ名は、Data Effectorの関数用のヘッダファイル(libAsis.h)において、以下の名前の定数が定義されます。

環境パラメタ名(文字列)

ヘッダファイルにおける定義

TextNodeCompatibility

ASIS_ENV_TextNodeCompatibility


注意

本パラメタに1を指定した場合、以下の機能は使用できません。

  • 検索式に関数を指定する

  • 日時データを検索する

ポイント

混在内容

要素ノードの子ノードに、テキストノードと要素ノードが混在するXML形式のことです。
詳細については、“導入・運用ガイド”の“1つの要素ノード配下にテキストノードと要素ノードが混在しているデータの扱い”を参照してください。

参照

互換形式で扱った場合の抽出結果については、“リリース情報”の“互換に関する情報”を参照してください。