V9.1系から、入力ファイルタイプがXMLの場合、特殊なデータを含むときの抽出処理の扱いを拡張しました。
これにより、V9.0系の動作を保証するために、V9.1系で以下の互換パラメタを設けました。
コマンド利用時
select用動作環境ファイルに、以下のパラメタを指定します。
パラメタ名 | 省略 | 説明 |
---|---|---|
TextNodeCompatibility | 可 | 入力ファイルタイプがXMLの場合、以下の特殊なデータを含むときの抽出処理の扱いを指定します。
0:V9.1系の形式で扱う。 1:V9.0系の互換形式で扱う。 本パラメタを省略した場合、0が指定されたものとみなします。 |
C API利用時
AsisSetEnvironment関数のNameパラメタに以下の環境パラメタを指定します。
環境パラメタ名 | 意味 | 機能名 | |||
---|---|---|---|---|---|
抽出機能 | 連結機能 | 集計機能 | ソート機能 | ||
TextNodeCompatibility | 入力ファイルタイプがXMLの場合、特殊なデータを含む場合の抽出処理の扱いを指定します。 | ○ | ― | ― | ― |
○:指定できます。
-:指定できません。
環境パラメタ名は、Data Effectorの関数用のヘッダファイル(libAsis.h)において、以下の名前の定数が定義されます。
環境パラメタ名(文字列) | ヘッダファイルにおける定義 |
---|---|
TextNodeCompatibility | ASIS_ENV_TextNodeCompatibility |
注意
本パラメタに1を指定した場合、以下の機能は使用できません。
検索式に関数を指定する
日時データを検索する
ポイント
混在内容
要素ノードの子ノードに、テキストノードと要素ノードが混在するXML形式のことです。
詳細については、“導入・運用ガイド”の“1つの要素ノード配下にテキストノードと要素ノードが混在しているデータの扱い”を参照してください。
参照
互換形式で扱った場合の抽出結果については、“リリース情報”の“互換に関する情報”を参照してください。