time_to_string関数は、項目参照の値または時刻リテラルを時刻型とみなし、指定されたフォーマットで文字列を返却します。指定するデータは、標準時刻形式である必要があります。
time_to_string関数の書式を以下の図に示します。
図4.29 time_to_string関数の書式

日時変換書式は、以下の文字列とセパレータ文字を使用して、任意の順番で指定できます。書式要素は、1つ以上指定してください。
カテゴリ  | 書式要素  | 変換後の長さ  | 変換後の範囲  | 備考  | 
|---|---|---|---|---|
時  | hh  | 2文字(固定)  | 00~23  | |
h  | 可変  | 0~23  | 先頭に0を付加しません。  | |
分  | mm  | 2文字(固定)  | 00~59  | |
m  | 可変  | 0~59  | 先頭に0を付加しません。  | |
秒  | ss  | 2文字(固定)  | 00~59  | |
s  | 可変  | 0~59  | 先頭に0を付加しません。  | 
名称  | 文字  | 
|---|---|
半角空白  | |
コロン  | :  | 
ピリオド  | .  | 
カンマ  | ,  | 
スラッシュ  | /  | 
ハイフン  | -  | 
セパレータ文字指定無し  | 
注意
本関数に時、分および秒は指定できません。
セパレータ文字以外で、同じカテゴリの書式要素を複数指定できません。(例->hh:hh:mm)
セパレータ文字は連続して指定できません。(例->hh::mm::ss)
セパレータ文字を、先頭または末尾に指定できません。(例->:hh:mm:ss:)
セパレータ文字だけを指定することはできません。(例::::)
参照
項目参照については、“3.1.9 項目参照”を参照してください。
時刻リテラルについては、“3.1.6 リテラル”を参照してください。
変換が正常に動作した場合は、文字列型を返します。項目参照の値が空の場合は空を返します。
$出勤時刻が“08:30:45”の場合
time_to_string($出勤時刻, "hh:mm")
文字列として、“08:30”を出力します。