本章では、本製品の利用者の役割について説明します。
システム全体の運用を管理します。本製品のインストールや事前設定などを行います。
OSの管理者権限が必要です。通常は、インフラ管理者とシステム運用管理者を兼任します。
インフラ管理者は、プライベートクラウド内のICTリソース(サーバ、ストレージ、ネットワーク、システムイメージ)の管理を行います。
本製品を使用して、ICTリソースをプール化して一元管理し、負荷状態の把握と必要に応じたICTリソースの追加、入替えおよびメンテナンスを行います。
テナント利用者、テナント管理者の用途に応じて、事前に定義した論理プラットフォーム(L-Platform)のひな型(L-Platformテンプレート)を用意し、テナント利用者、テナント管理者に公開します。
申請プロセスに沿って、テナント利用者、テナント管理者からの申請を受理し、申請内容を審査することもあります。
インフラ管理者の主な役割と作業を以下に示します。
テナント利用者の用途に応じて、インフラ管理者が事前に定義したL-Platformテンプレートをもとにテナント固有のL-Platformテンプレートを用意し、テナント利用者に公開します。
申請プロセスに沿って、テナント利用者からの申請を受理し、申請内容を承認することもあります。
テナント管理者は、テナント利用者の利用状況の確認や運用状況の監視ができます。
テナント管理者の主な役割と作業を以下に示します。
論理プラットフォーム(L-Platform)の利用申請を行い、申請に基づいて構成された論理プラットフォーム(L-Platform)を利用できます。
申請する際、テナント管理部門の責任者の承認が必要な場合、申請プロセスに沿って責任者へ承認を依頼します。
テナント利用者の主な役割と作業を以下に示します。
本製品では、利用者ごとに利用できる操作や、操作できるリソースを制限できます。
本製品において利用者が利用できるリソースの範囲をアクセス範囲(スコープ)と呼びます。
ユーザーごとにロールとアクセス範囲を設定することで、権限を制限できます。