ここでは、Virtual Editionを利用する場合の運用イメージを以下に示します。
図 3.2 運用イメージ【Virtual Edition】
- 通常時の運用作業
- 本製品にリソースを登録することで、仮想環境やサーバハードウェアの機種、OSの違いを意識することなく、同一の画面で起動や停止などの電源操作ができます。
- トラブル発生時の作業
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- ブレードビューアで、ブレードサーバの状態を確認します。
- ネットワーク異常が発生した場合、ネットワークビューアを確認します。サーバやスイッチの結線状態やスイッチのポート状態を確認し、ネットワーク異常によるサーバ運用への影響を調査します。
- サーバハードウェア定期保守時の作業
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- VMホームポジションを設定します。
- サーバハードウェアを保守する前に他のVMにゲストOSを退避します。
- サーバハードウェアを保守します。
- VMホームポジションを利用して、サーバ交換で他のVMに退避していたゲストOSをサーバ交換前の状態に戻します。
- サーバハードウェア故障時の作業
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- 事前に予備サーバを定義します。
- PRIMERGYサーバやSPARC M10/M12およびSPARC Enterpriseにおいて、サーバ故障が発生した場合、事前に定義した予備サーバに自動的に切り替えてシステムを再起動します。