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ServerView Resource Orchestrator V3.1.2 解説書
FUJITSU Software

5.4.8 ネットワーク設定の自動化

本製品が管理するネットワーク機器に対してネットワーク設定を自動で設定できます。

本製品では、以下のネットワーク機器に対して設定を自動で行います。

5.4.8.1 仮想サーバ接続時のVLANネットワークの自動設定

論理プラットフォーム(L-Platform)内に配備するネットワーク機器と仮想サーバとの間にVLANを使用したネットワークを自動で作成できます。

さらに、仮想サーバの作成に合わせてVLANネットワークへ自動で接続できます。

図5.20 仮想サーバとの間のVLANネットワークの自動設定

5.4.8.2 ネットワーク機器への自動設定

論理プラットフォーム(L-Platform)にリソースとして配備されるネットワーク機器(ファイアーウォール、サーバロードバランサーおよびL2スイッチ)に対して、インフラ管理者が事前に用意したスクリプトを利用して定義を自動で設定できます。

設定が失敗した場合、リカバリー用のスクリプトを用意しておくことで、中途半端な設定の削除などのリカバリー処理を実施できます。

図5.21 ネットワーク機器への自動設定

5.4.8.3 サーバのマイグレーション時の自動設定

サーバと接続されるネットワーク機器がイーサネット・ファブリックスイッチの場合、ネットワークリソースの作成時にイーサネット・ファブリックスイッチに対してVLANポートプロファイルを自動的に作成できます。

このVLANポートプロファイルの作成により、サーバのマイグレーションを契機に移動先のサーバの接続先となるイーサネット・ファブリックスイッチにVLAN設定が自動で移動します。

図5.22 サーバのマイグレーション時の自動設定

5.4.8.4 仮想ファブリックの自動設定

ネットワーク機器がConverged Fabricの場合、仮想ファブリックを自動設定することができます。

この仮想ファブリックの自動設定により、運用を止めることなく、仮想ファブリックを作成したり、仮想ファブリックの設定を変更することができるようになります。

仮想ファブリックの詳細については、「設計ガイド CE」の「H.1.3 仮想ファブリック」を参照してください。