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ServerView Resource Orchestrator V3.1.2 解説書
FUJITSU Software

第2章 システム構成

本章では、本製品のシステム構成について説明します。

管理サーバ

管理対象サーバと管理対象装置を管理するサーバです。

管理サーバには、本製品のマネージャーをインストールする必要があります。

管理対象サーバ

業務運用するサーバ、および予備サーバです。

業務運用するサーバには、エージェントをインストールしてください。

なお、サーバ仮想化ソフトウェアの環境では、VMホストだけにエージェントをインストールしてください。

注意

VMware ESXiの場合、VMとゲストOSの管理は管理サーバから直接行うため、管理対象サーバに本製品のエージェントをインストールする必要はありません。
ServerView ESXi CIM Providerをインストールしてください。

管理LAN

管理対象サーバを管理サーバから管理するためのLANです。

管理対象サーバで業務を行うための業務LANとは別に設置します。

サーバ上でネットワーク冗長化ソフトウェアを利用することで、管理LANや業務LANを冗長化できます。

管理サーバから複数のネットワークセグメントにつながっている管理対象サーバを管理できます。

Webクライアント

本製品の管理サーバを操作するクライアントです。Webブラウザ上で管理コンソール(RORコンソール)を使用します。

HBA address rename設定サービス用サーバ

HBA address renameとは、本製品が提供するI/O仮想化機能のことです。

HBA address renameを導入することで、ストレージ装置のWWNを設定変更することなく、サーバ側の設定変更だけでサーバの増設や保守などを動的に実現します。

HBA address rename設定サービス用サーバとは、HBA address renameを動作させるサーバです。

管理サーバと管理対象サーバが通信できない場合、管理サーバに代わって管理対象サーバの起動時に必要なWWNの設定を行います。

HBA address renameによるI/O仮想化を利用する場合、HBA address rename設定サービスが動作するサーバを準備する必要があります。

特権ユーザー【Express】【Virtual Edition】

特権ユーザーとは、リソースに対してすべての操作が行える利用者のことです。

一般ユーザーは、リソースに対して参照操作だけ行えます。

テナント利用者、テナント管理者、インフラ管理者【Cloud Edition】

テナント利用者、テナント管理者、インフラ管理者の役割は、「第4章 本製品の利用者の役割【Cloud Edition】」を参照してください。