本章では、本製品のシステム構成について説明します。
管理対象サーバと管理対象装置を管理するサーバです。
管理サーバには、本製品のマネージャーをインストールする必要があります。
業務運用するサーバ、および予備サーバです。
業務運用するサーバには、エージェントをインストールしてください。
なお、サーバ仮想化ソフトウェアの環境では、VMホストだけにエージェントをインストールしてください。
注意
VMware ESXiの場合、VMとゲストOSの管理は管理サーバから直接行うため、管理対象サーバに本製品のエージェントをインストールする必要はありません。
ServerView ESXi CIM Providerをインストールしてください。
管理対象サーバを管理サーバから管理するためのLANです。
管理対象サーバで業務を行うための業務LANとは別に設置します。
サーバ上でネットワーク冗長化ソフトウェアを利用することで、管理LANや業務LANを冗長化できます。
管理サーバから複数のネットワークセグメントにつながっている管理対象サーバを管理できます。
本製品の管理サーバを操作するクライアントです。Webブラウザ上で管理コンソール(RORコンソール)を使用します。
HBA address renameとは、本製品が提供するI/O仮想化機能のことです。
HBA address renameを導入することで、ストレージ装置のWWNを設定変更することなく、サーバ側の設定変更だけでサーバの増設や保守などを動的に実現します。
HBA address rename設定サービス用サーバとは、HBA address renameを動作させるサーバです。
管理サーバと管理対象サーバが通信できない場合、管理サーバに代わって管理対象サーバの起動時に必要なWWNの設定を行います。
HBA address renameによるI/O仮想化を利用する場合、HBA address rename設定サービスが動作するサーバを準備する必要があります。
特権ユーザーとは、リソースに対してすべての操作が行える利用者のことです。
一般ユーザーは、リソースに対して参照操作だけ行えます。
テナント利用者、テナント管理者、インフラ管理者の役割は、「第4章 本製品の利用者の役割【Cloud Edition】」を参照してください。