ページの先頭行へ戻る
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.2 設計ガイド
FUJITSU Software

K.1.1 VDI連携機能

ここでは、VMware Horizon Viewを利用したVDI連携機能について説明します。

本機能は、本製品の管理サーバで配備、管理される仮想L-Serverを、VDI管理製品(VMware Horizon View)に仮想デスクトップとして登録してユーザーに割り当てます。これにより、ユーザーの仮想デスクトップ利用を実現します。


サポート範囲について

各サーバのサポート範囲は下記のとおりです。
いずれも、言語は日本語および英語版をサポートします。また、仮想デスクトップOSのエディションについては問いません。

表K.1 各サーバのサポート範囲

対象

サポート範囲

仮想化ソフトウェア

VMware vSphere 5.1
VMware vSphere 5.5

VDI管理製品

VMware Horizon View 5.2
VMware Horizon View 5.3
VMware Horizon 6.0 (with View)

仮想デスクトップOS

Microsoft(R) Windows(R) 7
Microsoft(R) Windows(R) 8
Microsoft(R) Windows(R) 8.1

本製品のマネージャー

Windowsマネージャー


システム構成について

VMware Horizon Viewを利用する場合のシステム構成例は以下のとおりです。
なお、VDI管理サーバは、Active Directoryドメインに参加している必要があります。

図K.1 VMware Horizon Viewを利用する場合のシステム構成例


VDI管理サーバの管理者ユーザーのアカウントについて

管理者ユーザーのアカウントは、VDI管理製品をインストールしたサーバのローカルアカウントではありません。
以下のすべての条件を満たす必要があります。

  1. VDI管理サーバが所属するドメインのアカウントである

  2. VDI管理製品の管理者ロールのメンバーである

  3. VDI管理サーバのAdministratorsグループに所属している


VMware Horizon View機能のサポートについて

VMware Horizon Viewで提供される以下の機能のサポート範囲を示します。

VDIプールの利用資格について

L-Platform利用申請時に、L-Platformテンプレートに定義された名前のプールがVMware Horizon Viewに作成されます。
このプールがVDIプールにあたります。

作成されたVDIプールの中にある仮想デスクトップをユーザーが利用するためには、利用するユーザーの資格をVDIプールに付与する必要があります。
既定では、L-Platform利用申請時に指定したユーザーの資格が付与されます。

VDIプールに付与する資格に、Active Directoryドメインのグループも指定できます。
Active Directoryドメインのグループを指定する場合は、指定するグループのメンバーにVDIプールを利用するユーザーが含まれている必要があります。