サーバロードバランサー(SLB)の設定を変更します。
ルールセットを使用せずにサーバロードバランサーを利用したL-Platformを配備した場合とルールセットを使用してサーバロードバランサーを利用したL-Platformを配備した場合とで操作が異なります。
ルールセットを使用せずサーバロードバランサー(SLB)を利用したL-Platformを配備した場合は、[SLBルール管理]画面を使用して、サーバロードバランサー(SLB)の設定を変更します。
[SLBルール管理]画面
[ルール管理]ボタンをクリックすると、[SLBルール管理]画面が表示されます。
この画面では、サーバロードバランサーのルール設定の参照、追加、編集、削除を行うことができます。
設定は、画面右下の[実行]ボタンをクリックした時点で、ネットワークデバイスへの操作が行われます。
SLBルールの追加
[SLBルール管理]画面の右下の[追加]ボタンをクリックすると、[SLBルール追加]画面が表示され、SLBルールの追加ができます。
この画面では、SLBルールの詳細を設定します。
次の表で、各項目を説明します。
分類 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
共通 | ルールID | 本ルールのIDです。 |
プロトコル | プロトコルを以下から選択します。
| |
ポート | ポート番号を指定します。 | |
分散設定 | 分散設定を以下から選択します。
| |
一意性保証 | 一意性保証を以下から選択します。
なお、[プロトコル]の設定が"HTTP+HTTPS"の場合、"IPアドレス単位"から変更できません。 | |
サービス監視方式 | サービス監視方式を以下から選択します。
なお、[プロトコル]の設定が"UDP"の場合、"ping"から変更できません。 | |
詳細 | 最大コネクション数 |
|
一意性保証情報の保持時間 | 一意性保証情報の保持時間を1~604800秒の範囲で指定します。 | |
サービス監視 インターバル | サービス監視のインターバルを10~99999秒の範囲で指定します。 | |
サービス監視 タイムアウト | サービス監視のタイムアウトを1~99秒の範囲で指定します。 | |
サービス監視 再送回数 | サービス監視の再送回数を0~10の範囲で指定します。 | |
サーバ復旧時の動作 | サーバ復旧時の動作を以下から選択します。
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証明書 | 登録番号 | 証明書の登録番号です。 |
有効期限 | 証明書の有効期限です。 | |
エラーページ | メンテナンス中 | エラー原因がメンテナンス中である場合に表示されるエラーページを設定します。 カスタマイズページの設定については、「設計ガイド CE」の「I.3.3 エラーページ応答ファイル」を参照してください。 |
サーバ停止 | エラー原因がサーバ停止中である場合に表示されるエラーページを設定します。 カスタマイズページの設定については、「設計ガイド CE」の「I.3.3 エラーページ応答ファイル」を参照してください。 | |
アクセス制限 | エラー原因がアクセス制限中である場合に表示されるエラーページを設定します。 カスタマイズページの設定については、「設計ガイド CE」の「I.3.3 エラーページ応答ファイル」を参照してください。 | |
分散対象サーバ | サーバ名 | 分散対象サーバの情報です。 |
ポート | [追加]ボタンをクリックすると開く、[分散対象サーバの追加]画面で指定したポートが表示されます。 |
[分散対象サーバの追加]画面
以下の項目を設定できます。
[OK]ボタンをクリックすると、[SLBルール追加]画面の分散対象サーバ欄に反映されます。
項目 | 説明 |
---|---|
分散対象サーバ | 分散対象サーバを、SLBと同セグメント上のサーバから選択します。 |
ポート | ポートを1~65535の範囲で指定します。 |
分散対象サーバの削除
分散対象サーバリストより対象サーバを選択し、画面右下の[削除]ボタンをクリックすると分散対象サーバの削除が行えます。
SLBルールの編集
SLBルールリストよりSLBルールを選択し、[SLBルール管理]画面右下の[編集]ボタンをクリックすると、[SLBルール編集]画面が表示されSLBルールの編集が行えます。
SLBルールの削除
SLBルールリストよりSLBルールを選択し、[SLBルール管理]画面右下の[削除]ボタンをクリックすると、SLBルールが削除されます。
ルールセットを使用してサーバロードバランサー(SLB)を利用したL-Platformを配備した場合は、サーバロードバランサーのルールセットのパラメーター値を変更できます。
サーバロードバランサーの設定は、以下のように操作します。
[L-Platform詳細]ページを表示させます。
表示方法は、「8.3.2 L-Platformの詳細情報の表示」を参照してください。
サーバロードバランサー(SLB)を選択したあと、[SLB設定]ボタンをクリックします。
[SLB設定]ページが表示されます。
選択中ルールセット:ルールセットの名前が表示されます。
説明:ルールセットの説明が表示されます。
[SLB]タブ:サーバに関連しないパラメーターが表示されます。次の項目が表示されます。
パラメーター:パラメーターのラベルが表示されます。
説明:パラメーターの説明が表示されます。
設定値:パラメーターに設定する値を入力します。
パラメーターの説明:マウスオーバー行のパラメーターの説明が表示されます。
パラメーター行のタイプがIPアドレスの場合、対象行を選択すると、[設定]ボタンが表示されます。
[設定]ボタンをクリックすると、[パラメーター設定]画面が表示されます。
[パラメーター設定]画面の説明を以下に示します。
初期状態は以下のように、"設定値あり"が選択されている状態で、リスト上には分散対象になっていないサーバ(NIC)が表示されます。
行選択をして、[OK]ボタンをクリックすると、分散対象のサーバを選択できます。
セグメントを選択することにより、該当するセグメントに接続しているサーバだけを表示できます。"すべて"を選択した場合には、L-Platform内のすべてのサーバが表示されます。
"設定値なし"を選択すると、IPアドレスが設定されていないパラメーターを選択した場合、または"設定値なし"を選択した場合の画面のように、セグメントとリストは無効化されます(表示だけ)。
"設定値なし"から"設定値あり"に変更した場合、セグメント選択の初期値は、SLBの接続しているセグメントになります。
初期状態は以下のように、"設定値なし"が選択されている状態で、リスト上には分散対象になっていないサーバ(NIC)が表示されます。ただし、選択はできません(表示だけ)。
セグメント選択の初期値は、SLBの接続しているセグメントになります。ただし、選択はできません(表示だけ)。
"設定値なし"から"設定値あり"を選択した場合は、IPアドレスが設定されているパラメーターを選択した場合、または"設定あり"を選択した場合を参照してください。
[サーバ]タブ:サーバに関連するパラメーターが表示されます。次の項目が表示されます。
サーバ:パラメーターが有効となるサーバの名前が表示されます。サーバに関連しないパラメーターの場合には、"-"で表示されます。
パラメーター:パラメーターのラベルが表示されます。
説明:パラメーターの説明が表示されます。
設定値:パラメーターに設定する値を入力します。
パラメーターの説明:マウスオーバー行のパラメーターの説明が表示されます。
[更新]ボタンをクリックすると、確認メッセージが表示されます。
[はい]ボタンをクリックすると、サーバロードバランサーの設定が開始されます。
ポイント
L-Platform利用申請およびL-Platform構成変更では、サーバロードバランサーの設定はできません。
L-Platformが配備された後、サーバロードバランサーに対する運用操作をする前に、必ず、サーバロードバランサーの設定をしてください。
サーバロードバランサーの設定時に指定する仮想IPアドレスは、インフラ管理者から通知されたIPアドレスを指定してください。また、その他のパラメーターに指定する値がわからない場合には、インフラ管理者に確認してください。
注意
装置やルールセットによって、用意されるパラメーターや運用操作は異なります。