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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.2 操作ガイド テナント管理者編(互換表示)
FUJITSU Software

8.3.9 ファイアーウォールの設定

ファイアーウォールの設定を変更します。
ルールセットを使用せずにファイアーウォールを利用したL-Platformを配備した場合とルールセットを使用してファイアーウォールを利用したL-Platformを配備した場合とで操作が異なります。

ルールセットを使用せずにファイアーウォールを利用したL-Platformを配備した場合

[Firewall設定]ボタンをクリックすると、[Firewall設定]画面が表示されます。

この画面では、[DNAT設定]、[SNAPT設定]、およびFirewallルールの追加、編集、および削除を行うことができます。これらの設定は、画面右下の[実行]ボタンをクリックした時点で、ネットワークデバイスへの操作が行われます。

Firewallが外部と接続する場合、まず、公開IPアドレスに対するDNATとSNAPTの設定を行ってください。Firewallルールの設定でインターネットの設定を行う場合には、DNATとSNAPTが定義済みであることが必要です。もし、インターネットとの接続を行わない場合は、DNATとSNAPTの設定は必要ありません。

Firewallルールの設定では、通信を許可するルールを定義していきます。「方向指定:なし、ID:59900、対象:全ての通信、アクション:Drop、ログ:あり」というルールが固定で定義されているため、ルールを何も定義しない場合、Firewallではすべての通信を遮断します。Firewallルールは、複数ある場合IDの小さい順に優先で適用されますので、ルールの優先度を考慮して設定を行ってください。

各設定の詳細は以下になります。

注意

Firewallルールが0件の場合、[Firewall設定]画面の[実行]ボタンをクリックできません。

ルールセットを使用してファイアーウォールを利用したL-Platformを配備した場合

ファイアーウォールの設定では、ファイアーウォールのルールセットのパラメーター値を変更できます。

ファイアーウォールの設定は、以下のように操作します。

  1. [L-Platform詳細]ページを表示させます。

    表示方法は、「8.3.2 L-Platformの詳細情報の表示」を参照してください。

  2. ファイアーウォールを選択したあと、[詳細設定]ボタンをクリックします。

  3. [Firewall]ページが表示されます。

    • 選択中ルールセット:ルールセットの名前が表示されます。

    • 説明:ルールセットの説明が表示されます。

    • セグメント/サーバ:パラメーターが有効となるセグメントまたはサーバの名前が表示されます。セグメントとサーバに関連しないパラメーターの場合には、"-"で表示されます。

    • パラメーター:パラメーターの名前が表示されます。

    • 説明:パラメーターの説明が表示されます。

    • 設定値:パラメーターに設定する値を入力します。

    • パラメーターの説明:マウスオーバーされているパラメーターの説明が表示されます。

  4. [設定の更新]ボタンをクリックすると、確認メッセージが表示されます。
    [はい]ボタンをクリックすると、ファイアーウォールの設定が開始されます。

ポイント

L-Platform利用申請や、L-Platform構成変更では、ファイアーウォールの設定はできません。

L-Platformが配備された後に、L-Platform内に含まれるサーバのIPアドレスや、インストールするミドルウェアが使用するポート番号を確認したあと、ファイアーウォールの設定で該当するルールセットのパラメーターに対して許可するIPアドレスやポート番号を設定してください。