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ServerView Resource Orchestrator Express/Virtual Edition V3.4.0 運用ガイド
FUJITSU Software

13.1.1 再設定手順

インストール後、RORコンソールにログインできない場合、環境構築に失敗している可能性があります。マネージャーを停止し、環境を再構築してください。


13.1.1.1 証明書の確認

以下の手順で、本製品に登録されている認証局証明書を確認します。

  1. 以下のコマンドを実行します。

    rcxadm authctl diffcert<RETURN>

    ServerView Operations Managerの認証局証明書(キーストア)と本製品に登録されている認証局証明書(キーストア)との証明書の差分の別名が表示されます。

  2. 表示された差分情報を確認します。

    以下に表示例を示します。

    svs_cms
    ldaphost.fujitsu.com

    差分が表示された場合、認証局証明書の登録に失敗している可能性があります。「13.1.1.2 証明書の登録」を参照し、認証局証明書を登録してください。


13.1.1.2 証明書の登録

以下の手順で、認証局証明書を本製品に登録します。

  1. 更新対象の証明書を確認します。

    13.1.1.1 証明書の確認」を参照して、更新する証明書を確認します。

  2. 証明書を更新します。

    以下のコマンドを実行します。

    rcxadm authctl refreshcert -alias alias<RETURN>

    aliasには手順1で確認した証明書の別名を指定します。

    本製品にインポートする証明書が複数存在する場合は、対象の証明書分、本手順を繰り返し実行してください。

    ポイント

    ServerView Operations Managerの認証局証明書(キーストア)にルート認証局証明書を登録済みでしたら、ルート認証局証明書を本製品にインポートしてください。

  3. 証明書の差分を確認します。

    手順1を再度実行し、更新した証明書が表示されないことを確認してください。


13.1.1.3 ディレクトリサービスの接続情報の確認

ディレクトリサービスの接続情報が、本製品に正しく登録されているかを確認します。

  1. 以下のコマンドを実行します。

    rcxadm authctl show <RETURN>

    本製品に登録されている接続情報が表示されます。

  2. 表示された接続情報を確認します。

    以下に表示例を示します。

    host: hostx.fujitsu.com
    port: 1474
    base: dc=fujitsu,dc=com
    bind: cn=Directory Manager
    method: SSL

    ディレクトリサービスの設定と、表示された接続情報が一致しているかを確認します。特に、以下の情報に注意してください。

    • portがSSL通信用ポートになっているか

    • bindがディレクトリサービス管理者になっているか

      (本製品の特権ユーザーではなく、ディレクトリサービス管理者であるかを確認してください。)

    ServerView Operations Manager同梱ディレクトリサービスの接続設定を確認する方法は、以下のマニュアルを参照してください。

    • ServerView Operations Manager V7.0以前の場合

      「ServerView 6.30 でのユーザ管理」の「OpenDJを使用するServerViewユーザ管理」

    • ServerView Operations Manager V7.1以降の場合

      「ServerView 7.10 でのユーザ管理」の「ApacheDSを使用するServerViewユーザ管理」

  3. 接続情報に誤りがある場合、以下の手順で正しい情報を再登録します。

    1. マネージャーを停止します。

    2. rcxadm authctl syncコマンドを実行し、正しい接続情報を設定します。

    3. マネージャーを起動します。

rcxadm authctlコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド編) VE」の「5.3 rcxadm authctl」を参照してください。