サーバが故障した場合や保守のために停止させる場合に、事前に予備サーバを指定しておくことで、サーバを切り替えてシステムを再起動する機能です。
また、サーバ異常検出時に自動的に予備サーバに切り替える自動リカバリも行えます。
サーバ切替えを行うためには、事前にサーバ切替えの設定が必要です。
サーバ切替えの設定と概要については、「操作ガイド VE」の「第18章 サーバ切替えの設定」を参照してください。
バックアップリストア方式のサーバ切替え・切戻しを実施する場合、事前にWindows PE を作成する必要があります。詳細は、「Windows PE 作成スクリプト使用手引書」を参照してください。
注意
切替え方式がバックアップ・リストアの場合
システムイメージのバックアップ・リストア、およびクローニングイメージの採取・配付は同時に4つの処理まで実行できます。すでに4つの処理が実行されている場合、切替え・切戻し中のシステムイメージのリストアは待機状態になります。
待機状態になった処理は、実行中であるほかの処理が完了すると待機状態が解除され、処理が実行されます。
ライセンス認証方式にMAK方式を選択している場合
サーバ切替えまたは切戻し後に再認証を求められることがあります。再認証を求められた際は速やかに認証を行ってください。
切替え方式がストレージアフィニティ切替えの場合
予備サーバヘの切替えを実施すると予備サーバに設定されていたストレージの設定は削除されます。
「4.3 切替え後の操作」を参照して復旧してください。
予備サーバへの切替えを実施すると、切戻しを実施しても予備サーバに設定されていたストレージの設定は自動で復旧しません。
「4.3 切替え後の操作」の「参考」に記載されている手順に従って予備サーバのゾーニングとストレージ装置のホストアフィニティ設定を復旧させてください。