コマンドおよびアプリケーションの動作状況、およびアプリケーションの情報は、rdbpsコマンドを使用して収集します。rdbpsコマンドの表示例を以下に示します。
アプリケーションに関する入出力情報をDSI単位に表示した例です(iオプション)。オペランドにnが指定された場合、DSIが偏在しているRDBシステム名を追加して表示します。本オペランドはロードシェア運用の場合にだけ有効です。
$ rdbps -in -e
RDBII rdbps DATE:2008/05/14 TIME:11/35/50
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7)
Uid Pid Sid Status Elapse Type Name
I4874 3083 1 INACT 52:56 SQL APL001/CONNECT1
DSI Resource-Information
(8)
System
(9) (10) (11) (12) (13) (14) (15)
Record(R/W) Index(R/W) Page(R/W) LockWait WaitTime DeadLock DBName.DSIName
RDBSYS1
0/ 1 0/ 0 0/ 0 0 0:00 0 DB0001.DSI0001
1/ 220 0/ 0 0/ 222 1 1:02 0 DB0001.DSI0002
RDBSYS2
5348/ 300 4506/ 507 2100/ 110 2 1:32 1 DB0001.DSI0003
0/ 0 0/ 0 0/ 0 0 0:00 0 DB0001.DSI0004
RDBSYS3
0/ 0 0/ 0 0/ 0 0 0:00 0 DB0001.DSI0005
0/ 0 0/ 0 0/ 0 0 0:00 0 DB0001.DSI0006
:(1) ログイン名
(2) プロセスID
(トランザクションモニタ配下のアプリケーションの場合は、
現在動作中のクライアントプロセスIDが表示されます。)(3) セションID
(eオプションを指定した場合だけ表示されます。)
(マルチスレッド環境で動作しているアプリケーション以外の場合は
“-----”が表示されます。)(4) 動作状況
ACT : RDBプロセス内で動作中
INACT : RDBプロセス外で動作中、または他ノードのRDBシステムの
RDBプロセス内で動作中(5) Symfoware/RDBにコネクトしてからの経過時間
(6) クライアントプロセス種別
SQL : システム内通信のアプリケーション
SQL-XA : トランザクションモニタ配下のアプリケーション
TCP/IP : リモートアクセスのアプリケーション
ODOS : ODOS連携のODBCアプリケーション(7) モジュール名
システム内通信のアプリケーション:
アプリケーションロードモジュール名/コネクション名
(アプリケーションロードモジュール名が15バイトを超える場合は、
先頭の15バイトだけが出力されます。)
トランザクションモニタ配下のアプリケーション:
データベース名/コネクション名
(トランザクションモニタ配下のアプリケーションのデータベース名/
コネクション名は、OPEN-INFO文字列に指定された値が表示されます。)
リモートアクセスのアプリケーション:
接続端末のIPアドレス/コネクション名
ODOS連携のODBCアプリケーション:
接続端末のIPアドレス/データソース名、
またはアプリケーションのロードモジュール名/データソース名(8) RDBシステム名
(9) レコード
(レコードを検索した回数/レコードを更新した回数)(10) キーインデックス
(インデックスを検索した回数/インデックスを更新した回数)(11) ページ
(ページの読込みを依頼した回数/ページの書込みを依頼した回数)(12) 占有待ち回数
(13) 総占有待ち時間(単位は秒)
(14) デッドロック回数
(15) データベース名.DSI名
アプリケーションに関するロードシェア運用固有の性能情報を表示した例です(lオプション)。本オプションはロードシェア運用の場合だけ有効です。
$ rdbps -l
RDBII rdbps DATE:2008/05/14 TIME:15/13/47
(1) (2) (3) (4) (5) (6)
Uid Pid Status Elapse Type Name
I4874 18068 INACT 3:23 SQL APL001/CONNECT1
LoadShare-Information(Total)
(7) (8) (9) (10)
RmtCom RmtData RmtExec RmtSql
1140 6 3:48 190
LoadShare-Information(per System)
(11)
System
(12) (13) (14) (15) (16) (17) (18)
RmtCom RmtData RmtExec RmtSql Sort(File/Total/Max) Work(File/Total/Max) Mem(k)
RDBSYS1
0 0 0:00 0 0/ 5/ 64 0/ 0/ 0 941
RDBSYS2
540 2 1:39 90 0/ 20/ 64 0/ 0/ 0 632
RDBSYS3
600 4 2:09 180 1/ 50/ 128 0/ 1/ 64 633
Uid Pid Status Elapse Type Name
I4874 19039 INACT 0:39 SQL APL002/CONNECT1
LoadShare-Information(Total)
RmtCom RmtData RmtExec RmtSql
269 2 0:25 95
LoadShare-Information(per System)
System
RmtCom RmtData RmtExec RmtSql Sort(File/Total/Max) Work(File/Total/Max) Mem(k)
RDBSYS1
0 0 0:00 0 2/ 6/ 512 1/ 5/ 256 901
RDBSYS3
269 2 0:25 95 0/ 10/ 64 0/ 0/ 0 630
:(1) ログイン名
(2) アプリケーションまたはコマンドのプロセスID
(トランザクションモニタ配下のアプリケーションの場合は、
現在動作中のクライアントプロセスIDが表示されます。)(3) 動作状況
ACT : RDBプロセス内で動作中
INACT : RDBプロセス外で動作中、または他ノードのRDBシステムの
RDBプロセス内で動作中(4) Symfoware/RDBにコネクトしてからの経過時間
(5) クライアントプロセス種別
SQL : システム内通信のアプリケーション
SQL-XA : トランザクションモニタ配下のアプリケーション
TCP/IP : リモートアクセスのアプリケーション
ODOS : ODOS連携のODBCアプリケーション(6) モジュール名
システム内通信のアプリケーション :
アプリケーションロードモジュール/コネクション名
(アプリケーションロードモジュール名が15バイトを超える場合は、
先頭の15バイトだけが出力されます。)
トランザクションモニタ配下のアプリケーション :
データベース名/コネクション名
(トランザクションモニタ配下のアプリケーションのデータベース名/
コネクション名は、OPEN-INFO文字列に指定された値が表示されます。)
リモートアクセスのアプリケーション :
接続端末のIPアドレス/コネクション名
ODOS連携のODBCアプリケーション :
接続端末のIPアドレス/データソース名、
またはアプリケーションのロードモジュール名/データソース名(7) アプリケーション全体でのリモートアクセスのための通信回数
(8) アプリケーション全体でのリモートアクセスのための通信データ量
(単位はメガバイト)(9) アプリケーション全体でのSymfoware/RDB内部における
リモートアクセスのための処理時間(10) アプリケーションで実行したSQL文のうち、
リモートアクセスしたSQL文の実行回数(11) RDBシステム名
(12) アプリケーションがコネクトしたRDBシステムと
当該RDBシステム間でのリモートアクセスのための通信回数
注) アプリケーションがコネクトしたRDBシステムでは0となります。(13) アプリケーションがコネクトしたRDBシステムと
当該システム間でのリモートアクセスのための通信データ量
(単位はメガバイト)
注) アプリケーションがコネクトしたRDBシステムでは0となります。(14) 当該RDBシステムにおけるリモートアクセスのための処理時間
注) アプリケーションがコネクトしたRDBシステムでは0となります。(15) 当該RDBシステムに対してリモートアクセスを行ったSQL文の実行回数
注) アプリケーションがコネクトしたRDBシステムでは0となります。(16) ソート用作業域情報
(当該RDBシステムにおける外部ファイルによるソート用作業域使用回数/
総ソート用作業域使用回数/最大ソート用作業域サイズ)
(ソートメモリは同時に複数使用する場合があります。その場合、
最大ソート用作業域サイズにはSORT_MEM_SIZEに指定した値以上の値が表示されます。)(17) 作業テーブル情報
(当該RDBシステムにおける外部ファイルによる作業テーブル使用回数/
総作業テーブル使用回数/最大作業テーブルサイズ)(18) アプリケーションで使用したメモリ量(単位はキロバイト)
(7)~(10) アプリケーション全体でのリモートアクセスに関する情報
(11)~(18) アプリケーションがリモートアクセスしたRDBシステムごとの
リモートアクセスに関する情報他のRDBシステムからのリモートアクセスを行っているアプリケーションおよびRDBコマンドの一覧を表示した例です(Rオプション)。本オプションはロードシェア運用の場合だけ有効です。
$ rdbps -R
RDBII rdbps Remote Access Information DATE:2008/05/14 TIME:19/15/20
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7)
Uid Pid Status Elapse Type Name System
I4874 23456 INACT 3:11 SQL APL001/CONNECT1 RDBSYS1
I4874 65421 INACT 1:23 SQL APL003/CONNECT1 RDBSYS3
G4142 23469 ACT 0:05 RDBCMD rdbddlex RDBSYS3
:(1) ログイン名
(2) アプリケーションまたはRDBコマンドがコネクトしたノードにおけるプロセスID
(トランザクションモニタ配下のアプリケーションの場合は、
現在動作中のクライアントプロセスIDが表示されます。)(3) リモートアクセス動作状況
ACT : 当該RDBシステムのRDBプロセス内で動作中
INACT : RDBプロセス外で動作中または他ノードのRDBシステムの
RDBプロセス内で動作中(4) 当該RDBシステムに対して最初にリモートアクセスしてからの経過時間
(5) クライアントプロセス種別
SQL : アプリケーション
SQL-XA : トランザクションモニタ配下のアプリケーション
TCP/IP : リモートアクセスのアプリケーション
RDBCMD : RDBコマンド
ODOS : ODOS連携のODBCアプリケーション(6) モジュール名
アプリケーション :
アプリケーションロードモジュール名/コネクション名
(アプリケーションロードモジュール名が15バイトを超える場合は、
先頭の15バイトだけが出力されます。)
トランザクションモニタ配下のアプリケーション :
データベース名/コネクション名
(トランザクションモニタ配下のアプリケーションのデータベース名/
コネクション名は、OPEN-INFO文字列に指定された値が表示されます。)
リモートアクセスのアプリケーション :
接続端末のIPアドレス/コネクション名
RDBコマンド :
RDBコマンド名
ODOS連携のODBCアプリケーション :
接続端末のIPアドレス/データソース名、
またはアプリケーションのロードモジュール名/データソース名(7) アプリケーションまたはコマンドがコネクトしたRDBシステム名
参照
rdbpsコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。また、rdbpsコマンドで出力される情報の詳細については、“RDB運用ガイド”を参照してください。