rdbinfコマンドは、RDBディクショナリ、RDBディレクトリファイル、DSIおよびデータベーススペースに関する資源情報、利用規定の情報およびアクセス禁止情報などの運用情報を表示します。障害発生時に、リカバリ対象の資源の確認およびリカバリ起動契機の確認などで使用します。ロードシェア運用では、資源がインダウト状態になっていないか確認するために利用します。
rdbinfコマンドによる運用情報の表示例を以下に示します。
RDBディクショナリの運用情報を表示した場合
$ rdbinf -z -a
RDBII rdbinf DATE:2008/05/14 TIME:07/29/30
Directory : /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0017 (1)
DBspace : RDBII_SYSTEMDIC (2)
(3) (4)((5)/(6)) (7) (8) (9) (10)
Cond State Cause Used Free Size
ACT INH/PAT IND 66% 34% 67108864(1)~(6) “RDB運用ガイド”を参照してください。
(7) 運用情報の設定原因
(aオプションを指定した場合だけ表示されます。)
HER: ハードウェア障害
SOF: ソフトウェア障害
CRV: ダウンリカバリの異常
MRV: メディアリカバリの異常
TIH: ロールバックの異常
IND: インダウト状態
CMD: RDBコマンドの実行
XAI : XAの分散トランザクションにより設定されるインダウト閉塞
---: 運用情報なし(8)~(10) RDB運用ガイド”を参照してください。
指定したDSIの運用情報を表示した場合
$ rdbinf -i 在庫管理DB.在庫表DSI -a -t -x
RDBII rdbinf DATE:2008/05/14 TIME:07/29/40
Directory : --- (1)
Database : 在庫管理DB (2)
DSI : 在庫表DSI (3)
Refer : 2008/05/11 07:29:30 (4)
Update : 2008/05/08 15:23:57 (5)
(6) (7)((8)/(9)) (10)
Cond State Cause
NON INH/DSI CMD
- INH/PAG IND
(11) (12) (13) (14) (15)
TYPE Used Free Size UsedSize
PRIME 70% 30% 53248 37273
OVERFLOW 0% 100% 53248
Name
DBspace : DBSP_1 (16)
(17) (18)((19)/(20)) (21) (22)
Cond State Cause Size
NON ---/--- --- 53248
DBspace : DBSP_1 (16)
(17) (18)((19)/(20)) (21) (22)
Cond State Cause Size
NON ---/--- --- 53248(1) RDBディレクトリファイル名
(SatelliteシステムのRDBディレクトリファイルの場合は“---”が表示されます。)(2)~(9) “RDB運用ガイド”を参照してください。
(10) 運用情報の設定原因
(aオプションを指定した場合だけ表示されます。)
HER: ハードウェア障害
SOF: ソフトウェア障害
DER: データの異常
CRV: ダウンリカバリの異常
MRV: メディアリカバリの異常
TIH: ロールバックの異常
DIR: RDBディレクトリファイルの異常
ALD: rdbsaloaderコマンドでの追記処理の異常
IND: インダウト状態
IIH: インダウトリカバリ不可閉塞
CMD: RDBコマンドの実行
FMT: フォーマット処理中
XAI : XAの分散トランザクションにより設定されるインダウト閉塞
---: 運用情報なし(11)~(22) “RDB運用ガイド”を参照してください。
指定したDSIの運用情報を表示した場合(インダウト閉塞時)
$ rdbinf -i 在庫管理DB.在庫表DSI -a
RDBII rdbinf DATE:2008/05/14 TIME:07/29/40
Directory : --- (1)
Database : 在庫管理DB (2)
DSI : 在庫表DSI (3)
(4) (5)((6)/(7)) (8)
Cond State Cause
NON INH/PAG IND
(9) (10) (11) (12)
TYPE Used Free Size
PRIME 66% 34% 10485760
OVERFLOW 0% 100% 10485760
Name
DBspace : DBSP_1 (13)
(14) (15)((16)/(17)) (18) (19)
Cond State Cause Size
NON ---/--- --- 10485760
DBspace : DBSP_1 (13)
(14) (15)((16)/(17)) (18) (19)
Cond State Cause Size
NON ---/--- --- 10485760(1) RDBディレクトリファイル名
(SatelliteシステムのRDBディレクトリファイルの場合は“---”が表示されます。)(2)~(7) “RDB運用ガイド”を参照してください。
(8) 運用情報の設定原因
(aオプションを指定した場合だけ表示されます。)
HER: ハードウェア障害
SOF: ソフトウェア障害
DER: データの異常
CRV: ダウンリカバリの異常
MRV: メディアリカバリの異常
TIH: ロールバックの異常
DIR: RDBディレクトリファイルの異常
ALD: rdbsaloaderコマンドでの追記処理の異常
IND: インダウト状態
IIH: インダウトリカバリ不可閉塞
CMD: RDBコマンドの実行
FMT: フォーマット処理中
XAI : XAの分散トランザクションにより設定されるインダウト閉塞
---: 運用情報なし(9)~(19) “RDB運用ガイド”を参照してください。
指定したデータベーススペースの運用情報を表示した場合
$ rdbinf -p 在庫管理DB.DBSP_1 -a -t
RDBII rdbinf DATE:2008/05/14 TIME:07/29/50
Directory : --- (1)
Database : 在庫管理DB (2)
DBspace : DBSP_1 (3)
(4) (5)((6)/(7)) (8) (9) (10) (11)
Cond State Cause Used Free Size
NON ---/--- --- 31% 69% 1048576
DSI : 在庫表DSI (12)
Refer : 2008/05/11 07:29:30 (13)
Update : 2008/05/08 15:26:57 (14)
(15) (16) (17)((18)/(19)) (20) (21)
TYPE Cond State Cause Size
PRIME NON INH/DSI CMD 53248
- - INH/PAG IND -
OVERFLOW NON INH/DSI CMD 53248
- - INH/PAG IND -(1) RDBディレクトリファイル名
(SatelliteシステムのRDBディレクトリファイルの場合は“---”が表示されます。)(2)~(19) “RDB運用ガイド”を参照してください。
(20) 運用情報の設定原因
(aオプションを指定した場合だけ表示されます。)
HER: ハードウェア障害
SOF: ソフトウェア障害
DER: データの異常
CRV: ダウンリカバリの異常
MRV: メディアリカバリの異常
TIH: ロールバックの異常
DIR: RDBディレクトリファイルの異常
ALD: rdbsaloaderコマンドでの追記処理の異常
IND: インダウト状態
IIH: インダウトリカバリ不可閉塞
CMD: RDBコマンドの実行
FMT: フォーマット処理中
XAI : XAの分散トランザクションにより設定されるインダウト閉塞
---: 運用情報なし(21) “RDB運用ガイド”を参照してください。
データベースの閉塞DSIに関する情報を表示した場合
$ rdbinf -l inh -d 在庫管理DB -a
(1) (2) (3)
在庫管理DB.在庫表DSI,HER,CMD
在庫管理DB.関西発注DSI,TIH(1)~(2) “RDB運用ガイド”を参照してください。
(3) DSIの閉塞種別
(aオプションを指定した場合だけ表示されます。)
HER: ハードウェア障害
SOF: ソフトウェア障害
DER: データの異常
CRV: ダウンリカバリの異常
MRV: メディアリカバリの異常
TIH: ロールバックの異常
DIR: RDBディレクトリファイルの異常
ALD: rdbsaloaderコマンドでの追記処理の異常
IND: インダウト状態
IIH: インダウトリカバリ不可閉塞
CMD: RDBコマンドの実行
XAI : XAの分散トランザクションにより設定されるインダウト閉塞参照
rdbinfコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。また、rdbinfコマンドで出力される情報の詳細については、“RDB運用ガイド”を参照してください。