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Interstage Navigator ServerV9.5.0 セットアップガイド Vol.2
FUJITSU Software

3.7.1 エイリアスの設定

3.7.1.1 UNIXの場合

カタログ管理ツールを利用するためのエイリアスの設定について説明します。

Interstage Application Serverにエイリアスの設定を行う

以下のディレクトリをInterstage Application Server(Webサーバ)のエイリアスに設定してください。

注意

詳細は、Interstage Application Serverのマニュアルを参照してください。

設定ファイル

「httpd.conf」ファイルに設定します。設定ファイルの格納先については、“3.7.1.1.1 「httpd.conf」の格納先”を参照してください。

設定内容

設定例

Webコンポーネントをデフォルトインストール(/opt/FJSVnavwc)し、一時ファイルの格納ディレクトリが「/System01/webc_work」の場合

Alias /NaviWS "/opt/FJSVnavwc/ws"
Alias /NaviWS_DL "/System01/webc_work/NaviWS_DL"

エイリアスに指定したディレクトリの作成

[service.iniファイルに設定した一時ファイルの格納ディレクトリ]にディレクトリ名「NaviWS_DL」のディレクトリを作成してください。

ディレクトリの権限を設定する

WebコンポーネントのインストールディレクトリなどのグループとユーザをInterstage Application Server(Webサーバ)の定義ファイル「httpd.conf」に指定されている通信プロセスを実行するときのグループとユーザに変更します。

インストールディレクトリの権限を設定する

ポイント

以下に格納されているWebサーバの定義ファイル「httpd.conf」には、通信プロセスを実行するときのグループがGroupディレクティブに指定されています。また、通信プロセスを実行するときのユーザがUserディレクティブに指定されています。

ここでは、Interstage Application Server V12を前提として説明しています。操作方法の詳細は、Interstage Application Serverのマニュアルを参照してください。

[Interstage Application Serverのインストールディレクトリ]/conf/httpd.conf

  1. Webサーバの通信プロセスを実行するときのユーザ名、グループ名と同一にするためのコマンドを実行します。

    chown [Webサーバの通信プロセスを実行するときのユーザ名] [Web_COMP]
    chgrp [Webサーバの通信プロセスのグループ名] [Web_COMP]

  2. [Web_COMP]/ws内のファイル、ディレクトリの所有者、グループをWebサーバの通信プロセスを実行するときのユーザ名・グループ名と同じにします。

    chown -R [Webサーバの通信プロセスを実行するときのユーザ名] [Web_COMP]/ws
    chgrp -R [Webサーバの通信プロセスを実行するときのときのグループ名] [Web_COMP]/ws

設定例

Webサーバの通信プロセスを実行するときのユーザ名、グループ名をそれぞれuser1,group1とし,Webコンポーネントはデフォルトインストール(/opt/FJSVnavwc)の場合

  1. Webコンポーネントのインストールディレクトリのユーザ名、グループをWebサーバの通信プロセスを実行するときのユーザ名(user1)、グループ名(group1)と同一にするためのコマンドを実行します。

    chown user1 [Web_COMP]
    chgrp group1 [Web_COMP]

  2. [Webコンポーネントのインストールディレクトリ]/ws内のファイル、ディレクトリの所有者、グループをWebサーバの通信プロセスを実行するときのユーザ名(user1)・グループ名(group1)と同じにします。

    chown -R user1 [Web_COMP]/ws
    chgrp -R group1 [Web_COMP]/ws

Excel形式を利用する場合

Webクライアントまたは、カタログ管理ツールで、Excel形式(xlsx)のファイルを扱う場合に必要な設定です。WebサーバにExcel形式(xlsx)のファイルタイプを認識させるための設定を、「httpd.conf」に行います。

設定ファイル

「httpd.conf」ファイルに設定します。設定ファイルの格納先については、“3.7.1.1.1 「httpd.conf」の格納先”を参照してください。

設定内容

AddType application/vnd.openxmlformats .xlsx

一時ファイルの格納ディレクトリの権限を設定する

[service.iniファイルに設定した一時ファイルの格納ディレクトリ]/NaviWS_DLのグループとユーザを、通信プロセスを実行するときのグループとユーザに変更します。

Webサーバの通信プロセスを実行するときのユーザ名、グループ名と同一にするためのコマンドを実行します。

chown [Webサーバの通信プロセスを実行するときのユーザ名] [一時ファイルの格納ディレクトリ]/NaviWS_DL
chgrp [Webサーバの通信プロセスのグループ名] [一時ファイルの格納ディレクトリ]/NaviWS_DL

3.7.1.1.1 「httpd.conf」の格納先

「httpd.conf」の格納先は、以下のとおりです。

3.7.1.2 Windowsの場合

カタログ管理ツールを利用するための設定について説明します。

エイリアスの設定を行う

以下のディレクトリをInterstage Application Server(Webサーバ)のエイリアスに設定してください。

注意

詳細は、Interstage Application Serverのマニュアルを参照してください。

設定ファイル

「httpd.conf」ファイルに設定します。設定ファイルの格納先については、“3.7.1.2.1 「httpd.conf」の格納先”を参照してください。

設定内容

設定例

Webコンポーネントをデフォルトインストール(C:\NAVIWC)し、一時ファイルの格納ディレクトリが「D:/webc_work」の場合

Alias /NaviWS "C:/NAVIWC/ws"
Alias /NaviWS_DL "D:/webc_work/NaviWS_DL"

エイリアスに指定したディレクトリの作成

[service.iniファイルに設定した一時ファイルの格納ディレクトリ]にディレクトリ名「NaviWS_DL」のディレクトリを作成してください。

インストールディレクトリの権限を設定する

Webコンポーネントのインストールディレクトリは、管理者権限のあるユーザのみが参照、更新できるようにアクセス権限の設定を行ってください。

一時ファイルの格納ディレクトリの権限を設定する

[service.iniファイルに設定した一時ファイルの格納ディレクトリ]/NaviWS_DLは、管理者権限のあるユーザのみが参照、更新できるようにアクセス権限の設定を行って、他のユーザがフォルダ内にアクセスできないようにしてください。

Excel形式を利用する場合

Webクライアントまたは、カタログ管理ツールで、Excel形式(xlsx)のファイルを扱う場合に必要な設定です。WebサーバにExcel形式(xlsx)のファイルタイプを認識させるための設定を、「httpd.conf」に行います。

設定ファイル

「httpd.conf」ファイルに設定します。設定ファイルの格納先については、“3.7.1.2.1 「httpd.conf」の格納先”を参照してください。

設定内容

AddType application/vnd.openxmlformats .xlsx

3.7.1.2.1 「httpd.conf」の格納先

「httpd.conf」の格納先は、以下のとおりです。

上記は、Interstage Application Serverをデフォルトインストールした場合を前提としています。