実行環境
実行環境の設定が必要です。
実行環境の設定は、“3.5 Webコンポーネントのカタログコマンドの実行環境”を参照してください。
名前
wsscheduler - 問い合わせの実行
形式
wsscheduler.bat path |
wsscheduler.sh path |
機能説明
コマンドにより問い合わせを実行することができます。
本コマンドを実行するために作成した制御ファイルの絶対パスを指定します。
制御ファイルについては、以下を参照してください。
[Webコンポーネントのインストールディレクトリ]/confにある制御ファイルのテンプレートwsscheduler.iniを任意の名前のファイルに複写し、エディタで編集します。編集したファイルを本コマンドの引数pathに指定します。
制御ファイルが日本語を含む場合には、文字コードとしてSJISを使用してください。 [TARGET]セクションに、以下の文字を使用することはできません。
, \ / : ; . * ? " < > |
制御ファイルが日本語を含む場合には、wsscheduler.shの環境変数LANGの指定値に従った文字コードを使用します。指定値がja_JP.PCKまたはja_JP.WINDOWS-31Jの場合は、文字コードとしてSJISを使用してください。指定値がja_JP.UTF-8の場合は、文字コードとしてUTF-8を使用してください。
[TARGET]セクションに、以下の文字を使用することはできません。
, \ / : ; . * ? " < > | [ ] 機種依存文字( など)
セクション名 | 追加する値 |
---|---|
[USER] | カタログ管理者のユーザ名を指定します。 |
[PASSWORD] | パスワードを指定します。 |
[RECURSE] | [TARGET]セクションで指定されたディレクトリに対して、再帰的にサブディレクトリまで実行する必要があるかどうかを示します。 [NO]と指定した場合、または空行とした場合は、指定されたディレクトリ直下の問い合わせのみ実行します。 |
[TARGET] | 実行するディレクトリや問い合わせ名を指定します。 また、同名のディレクトリと問い合わせ名が存在する場合には、種別をカンマ区切りで指定します。種別は、ディレクトリは「FOLDER」、問い合わせ名は「QUERY」を指定します。 |
[LOGSETTING] | wsscheduler_log.iniを指定してください。 |
=======================================================================
[USER]
wsadmin
[PASSWORD]
wspass
[RECURSE]
NO
[TARGET]
Catalog\folder1\query1
Catalog\folder1\query2
Catalog\folder2
Catalog\data1,QUERY
[LOGSETTINGS]
wsscheduler_log.ini
=======================================================================
=======================================================================
[USER]
wsadmin
[PASSWORD]
wspass
[RECURSE]
NO
[TARGET]
Catalog/folder1/query1
Catalog/folder1/query2
Catalog/folder2
Catalog/data1,QUERY
[LOGSETTINGS]
wsscheduler_log.ini
=======================================================================
実行方法
問い合わせ実行コマンドを実行する
上記の書式でwsschedulerコマンドを実行します。[USER]または[PASSWORD]セクションにカタログ管理者のユーザ名またはパスワードを記載していない場合は、カタログ管理者のユーザ名とパスワードを入力し、ログインすると、制御ファイルで指定している問い合わせを実行します。
注意事項
正常終了時は、実行されたディレクトリや問い合わせがコンソールに表示されます。エラー時にはエラーメッセージを画面に表示し、詳細情報をファイルに出力します。
制御ファイルには、カタログ管理者のユーザ名やパスワードが記述されます。これらの情報が漏洩しないために、共有フォルダへ格納しない、ファイルに付与する権限をコマンドの実行ユーザに限定するなどの運用対処を必要に応じて行ってください。
実行できるユーザ
このコマンドは、管理者権限をもつユーザだけが実行することができます。