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Interstage Navigator ServerV9.5.0 コマンドリファレンス
FUJITSU Software

2.9.2 wsloader(問い合わせファイルをカタログに登録)

実行環境

実行環境の設定が必要です。

実行環境の設定は、 “3.5 Webコンポーネントのカタログコマンドの実行環境”を参照してください。

名前

wsloader  -  問い合わせファイルをカタログに登録する

形式

wsloader.bat path

wsloader.sh path

機能説明

問い合わせファイルをカタログに登録する機能です。

path

本コマンドを実行するために作成した制御ファイルの絶対パスを指定します。

制御ファイルについては、以下を参照してください。

制御ファイルの準備

[Webコンポーネントのインストールディレクトリ]/confにある制御ファイルのテンプレートwsloader.iniを、任意の名前で保存し、テキストエディタで編集します。編集したファイルをwsloaderコマンドの引数pathに指定します。

なお、制御ファイルのテンプレートを直接編集した場合は、引数pathを省略することができます。

制御ファイルが日本語を含む場合には、文字コードとしてSJISを使用してください。sourceとtargetに、以下の文字を使用することはできません。

  • , \ / : ; . * ? " < > | [ ]

制御ファイルが日本語を含む場合には、wsutility.shの環境変数LANGの指定値に従った文字コードを使用します。指定値がja_JP.PCKまたはja_JP.WINDOWS-31Jの場合は、文字コードとしてSJISを使用してください。指定値がja_JP.UTF-8の場合は、文字コードとしてUTF-8を使用してください。
sourceとtargetに、以下の文字を使用することはできません。

  • , \ / : ; . * ? " < > | [ ] 機種依存文字( など)

セクション名

追加する値

[EXECUTE]

  • “NO”を指定してください。

[DATA1]

対象のRNEファイルのパスと登録先のカタログパスを指定します。複数のRNEファイルを登録する時には、カンマで区切ってください。なお、RNEパスと登録先のカタログパスは同じ位置に指定してください。

  • connection_name=接続名
    接続名には”NavigatorConnection”を指定してください。

  • source=RNEパス1[,RNEパス2][,…]
    RNEパスはRNEファイルが格納されている場所を絶対パスで指定してください。

  • target=カタログパス1[,カタログパス2][,…]
    カタログパスは登録先のディレクトリ名称をルートディレクトリからの絶対パスで指定してください。

カタログパスが存在しなかった場合には、自動的に生成されます。ただし、ルートディレクトリを変更することはできません。

使用例

=======================================================================
[EXECUTE]
NO
[DATA1]
connection_name= NavigatorConnection
source=C:\Sales\東京本店.RNE,C:\Market\大阪支店.RNE
target=Catalog\Sales,Catalog\Market
 
=======================================================================

=======================================================================
[EXECUTE]
NO
[DATA1]
connection_name= NavigatorConnection
source=/home/Sales/東京本店.RNE
target=Catalog/Sales
 
=======================================================================

実行方法

  1. 問い合わせファイルまたは問い合わせを準備する

    • 問い合わせファイルを作成する場合

      WebクライアントまたはWindowsクライアントで問い合わせファイルを作成し、別名でクライアントマシンに保存します。

    • 他のカタログに保存されている問い合わせファイルを利用する場合

      問い合わせファイルが格納されているカタログから問い合わせファイルを取り出します。問い合わせファイルの取り出しは、wsunloaderコマンドで行います。wsunloaderコマンドについての詳細は、“2.9.3 wsunloader(カタログから問い合わせファイルを取り出す)”を参照してください。

  2. 本コマンドを実行する

    wsloaderコマンドを起動し、IDとパスワードを入力し、ログインすると、wsloader.iniファイルで指定している問い合わせファイルをカタログに登録します。

  3. 問い合わせが登録されたことを確認する

    カタログ管理ツールで指定したディレクトリに、問い合わせが登録されていることを確認してください。

実行できるユーザ

このコマンドは、管理者権限をもつユーザだけが実行することができます。