ドリルディテイルは、問い合わせ結果のデータの一部に注目して、その部分の明細表を作成するための機能です。
ここでは、本部ごとの商品中分類別の売上結果から、2007年5月度に本社で販売したエアコンについて、価格帯ごとにどの機種が売れているのかを詳しく調べる手順を説明します。
[問い合わせのレイアウト]画面で、以下を設定し、[実行]ボタンをクリックします。
表頭:管理ポイント[月度]
[期間指定]画面では、[期間の設定方法]から[相対期間を指定]の[月で指定]をチェックします。
[相対指定]タブで、[開始期]を[当日/当月より2ヶ月前]に設定します。
表側:管理ポイント[本部名]、[商品中分類]
データ:データ項目[売上実績]
→問い合わせ結果が表示されます。
注意
選択できるセルは、現在表示されている問い合わせ結果のページのみです。別のページに移動すると、選択したセルは、選択が解除されます。
[問い合わせの結果]画面から、「本社のエアコンの2007年5月度の売上額」のセルを選択し、ボタンをクリックします。
→明細表の項目の選択を行う[ドリルディテイルの問い合わせの作成]画面が表示されます。
以下を設定します。
[表側]:[価格帯]、[機種名]([本部名]、[商品中分類]、[月度]は削除)
[データ]:[売上実績]
[OK]をクリックします。
→問い合わせ結果が表示されます。
→上記の問い合わせ結果から、各価格帯で、どの機種が売れているのかがわかります。
注意
ドリルディテイルを実行した問い合わせ結果に対して、再度、ドリルディテイルは実行できません。
集計方法に「件数(NULL値を除く)」、「件数(NULL値)」、「件数(重複を除く)」、「件数(正の値)」を指定している場合、ドリルディテイルでの結果件数は、「件数(すべて)」を指定したときと同じ結果になります。
表の種類が明細表の場合、ドリルディテイルは実行できません。
総計、中計、その他、未分類のカテゴリのある行/列を選択している場合、ドリルディテイルは実行できません。
項目間演算の項目は、明細を取得できないため、ドリルディテイルの対象にはできません。項目間演算の項目は、[ドリルディテイルの問い合わせの作成]からは取り除かれます。
ドリルディテイルから、さらに問い合わせを続ける場合
ドリルディテイルを実施して、ドリルディテイルの条件を維持して、分析を継続する場合は、[問い合わせ結果]画面で、ボタンをクリックして、[問い合わせの作成](ドリルディテイル)画面から、問い合わせを実行します。
ポイント
ドリルディテイルの条件を外して、問い合わせ実行する場合は、[ドリルディテイル条件を有効にする]チェックボックスをオフにしてから、[実行]ボタンをクリックしてください。
設定されているドリルディテイル条件を確認する場合は、[条件の設定]タブを表示し、[条件を文字列で表示する]ボタンをクリックしてください。