ページの先頭行へ戻る
Interstage Navigator ServerV9.5.0 セットアップガイド Vol.1(Enterprise Edition用)
FUJITSU Software

K.1.2 HTTPトンネリングの運用に必要となる資源

HTTPトンネリングを運用するには、以下の資源が必要になります。

ここではそれぞれの資源について説明します。

Navigatorトンネリングコンポーネント

Navigatorトンネリングコンポーネントとは、Webサーバソフトウェア上で動作し、Navigatorの通信データをHTTPプロトコルにラッピングするモジュールです。具体的には、以下の二つの処理を行います。

Navigatorトンネリングコンポーネントは、利用するWebサーバソフトウェアに応じて、以下から選択します。

仮想クライアント

仮想クライアントとは、Navigator Windowsクライアントの代わりにNavigatorサーバと直接通信を行うサービス(デーモン)モジュールです。

Webサーバソフトウェアと同じサーバにセットアップされます。

通信ライブラリ

通信ライブラリとは、Navigatorトンネリングコンポーネントと仮想クライアントが協調動作するために使用するライブラリです。

共通環境ファイル

共通環境ファイルとは、Navigatorトンネリングコンポーネント、および仮想クライアントの動作環境を記述する設定ファイルです。

共通環境ファイルの詳細については、“K.1.3 HTTPトンネリングの環境設定”を参照してください。

Webサーバソフトウェア

HTTPトンネリングの運用を行うには、Webサーバソフトウェアを稼動させ、Navigatorクライアントから送られてきたHTTPリクエストをNavigatorトンネリングコンポーネントに渡すよう設定する必要があります。

HTTPトンネリングは、以下のWebサーバソフトウェアで動作します。

ポイント

SSL(Secure Socket Layer)を用いた暗号化通信で接続する場合は、WebサーバのSSL定義を有効にしてください。