ここでは、パーシャルテーブルを運用する場合に考慮する点を説明します。
パーシャルテーブル機能は、Symfoware/RDBに対してだけ有効です。
パーシャルテーブルを利用する場合は、必ずパーシャルテーブルを利用するための環境変数を設定してください。
パーシャルテーブル作成先のスキーマは専用にしてください。誤って通常利用しているスキーマを環境変数PARTIAL_SCHEMAに指定すると、セットアップ時に表示されません。このため、セットアップはできません。
また、環境設定ファイルで設定したパーシャルテーブル用の環境変数は、パーシャルテーブルを作成した後に修正、または削除しないでください。
パーシャルテーブルは、以下のとおり作成されます。
命名規約…テーブル名、DSO・DSI名:KVRU□□□□□□□□P○○○○
先頭1~4文字:KVRU(固定)
□□□□□□□□:ユーザ識別番号(16進表示のユーザID)
○○○○:通番(0001~)
ユーザ識別番号…Navigatorのユーザ登録で設定したユーザIDを16進数表記した8桁の文字列です。
仮にユーザIDを3000とすると、ユーザ識別番号は00000BB8となります。
ページサイズ…32キロバイトのシーケンシャル構造となります。
パーシャルテーブルの情報は、利用者のホームディレクトリ配下のRNpartialというサブディレクトリに自動的に作成されます。
RNpartialディレクトリ配下には、パーシャルテーブルごとの使用状況・注釈などを管理するパーシャルテーブル管理情報ファイルとして2つのファイルが作成されます。使用状況はRNpartial固定で作成されます。注釈はパーシャルテーブル名で作成されます。これらのファイルのディレクトリを更新、または削除しないでください。
パーシャルテーブルの運用を止める場合は、必ずパーシャルテーブルのスキーマ、テーブルを削除してください。
OR条件、またはNOT条件を含む条件で、パーシャルテーブルを作成することはできません。
テーブルの結合定義時に、テーブルの結合種別として、「結合先と一致しないレコードを含める」の指定をしているテーブルの項目を使用している場合、パーシャルテーブルを作成することはできません。