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Interstage Navigator ServerV9.5.0 セットアップガイド Vol.1(Enterprise Edition用)
FUJITSU Software

20.3.3 クライアントのインストールの準備

サーバ切り換えを行う場合、クライアントのインストール方法が通常とは異なります。直接CD-ROMからインストールするのではなく、CD-ROMの内容をコピーし、初期設定ファイルを更新する必要があります。初期設定ファイルにサーバ切り換え設定ファイルのUNC名を書き込んでから、インストーラを配布します。

配布の方法にはCD-R、MOなどがありますが、以下ではネットワーク上で公開されたディレクトリを使用して、配布を行う例を示します。

以下の手順で行います。

  1. CD-ROMの内容のコピー

  2. 初期設定ファイルの修正

  3. クライアントのインストールに必要な情報の提供

CD-ROMの内容のコピー

公開用のディレクトリにCD-ROMの内容をすべてコピーしてください。

注意

ハードディスクには100メガバイト程度の空き領域が必要です。

初期設定ファイルの修正

公開用のディレクトリの下にclient\disk1\chgini.txtというテキストファイルがコピーされています。

以下の手順で修正してください。

  1. 修正の準備作業

    コピーされた直後chgini.txtは読み取り権だけしか与えられていません。書き込みができる権限を設定してください。

  2. 初期設定ファイルの修正

    以下の一行を追加します。行末では必ず改行を行ってください。

    サーバ切り換え設定ファイルのUNC名

【例】

ファイルサーバを「grpsv」、共有名を「share」、サーバ切り換え設定ファイルを「host.lst」とした場合

===================================================================================
\\grpsv\share\host.lst
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クライアントのインストールに必要な情報の提供

クライアントのインストール担当者に対し、インストーラの起動方法を通知します。

【例】

インストーラの公開場所のUNC名が \\server1\navi の場合

[スタート]ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行(R)...]を選択します。表示された画面で以下のように入力します。

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\\server1\navi\setup.exe
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