サーバの切り換え機能を使用すると、Navigatorの運用を停止しないで、データのロード、辞書のセットアップ、システムのメンテナンスなどを行うことができます。なお、サーバの切り換え機能を利用した運用を行うには、同じ環境のサーバが2台必要です。ここでは、2台のサーバをサーバA、サーバBとして説明します。
サーバの切り換え機能では、Navigator Serverへのログオンを行うタイミングで、運用サーバの切り換えを行います。このとき、Navigator Serverに対しては、通常と同じ操作でログオンできるため、一般利用者はサーバの切り換えを意識することなく、ログオンすることができます。
サーバの切り換え機能を利用した運用
サーバを切り換えることで以下の運用ができます。
Navigatorの運用停止時間を短くすることができます
運用中のハード障害やシステムのバージョンアップ、メンテナンスなどサーバの運用停止が必用となる作業を行う場合、運用をサーバAからサーバBへ切り換え、Navigatorの利用はサーバBで運用します。これにより、Navigatorの運用を停止する必要がありません。
問い合わせ性能を落とすことなくデータのロードができます
データベースにデータをロードする作業と問い合わせが重なると、問い合わせ時のデータベースへのアクセス性能が落ち、問い合わせが遅くなることがあります。この場合、運用をサーバAからサーバBへ切り換え、Navigatorの利用はサーバBで運用するようにし、サーバAに対してデータのロード作業を行います。これにより、サーバBでの問い合わせ時のデータベースへのアクセス性能を低下することなくデータのロード作業を行うことができます。