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Interstage Navigator ServerV9.5.0 セットアップガイド Vol.1(Enterprise Edition用)
FUJITSU Software

20.2 ファイル資源枯渇状態の監視と対応(Windowsのみ)

Navigator Serverの動作には、さまざまな用途の作業用のファイルスペースが必要となります。
ファイルスペースが不足した状態で運用を続けていると、Navigator Serverやシステムの動作が不安定になったり、データベースや辞書などの資源が破壊される危険があります。

それらを未然に防ぐため、Navigator Serverには、以下の監視機能があります。

ファイル資源枯渇状態の監視をするための準備

Navigator Serverの環境設定ファイルに、監視間隔と監視スペース量を設定することで、ファイル資源枯渇状態の監視を行うことができます。

以下の手順に従ってください。

  1. サービスが運用中の場合は、停止します。

  2. Navigator Serverの環境設定ファイルに、以下の環境変数を設定します。

    RN_CTMR=n
    RN_DRSP=m

    n:監視時間間隔(単位は分)を1~60分の範囲で指定します。範囲外の値を指定したときは、監視を行いません。

    m:監視スペース量(単位はメガバイト)ファイルシステムの残りディスクスペース量がこの値を下回ったときに、イベントログの出力と新規ログオンの抑止を行う値を指定します。

    以下の場合は、監視スペース量=10メガバイトとして動作します。

    • 指定を省略したとき

    • ディスク容量より大きい値を指定したとき

    • 0以下の値を指定したとき

    • 数値以外の値を指定したとき

【例】

3分おきに、ディスクスペース量が残り60メガバイトを下回ったときに、新規ログオンを抑止してイベントログを出す場合

RN_CTMR=3
RN_DRSP=60

ファイル資源枯渇状態の確認と対処

Windowsサーバのイベントビューアで、イベントログメッセージを検索することで、資源枯渇状態の有無、推移を確認することができます。

以下のメッセージを確認して、必要な対処を行ってください。対処方法については、“メッセージリファレンス”の記事を参照してください。