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Interstage Navigator ServerV9.5.0 セットアップガイド Vol.1(Enterprise Edition用)
FUJITSU Software

17.1 アクセスログによるデータベースの管理

ここでは、アクセスログを利用してNavigatorを運用するために必要な環境設定、およびアクセスログに出力される情報について説明します。

アクセスログとは、利用者がNavigatorからリレーショナルデータベースにアクセスしたときの各種情報を出力する機能です。アクセスログは、環境変数"RN_LOG_DBACCESS"で指定したファイルに出力されます。このファイルを、アクセスログファイルと呼びます。

アクセスログファイルを分析することで、利用頻度の少ないテーブルなどを分析したり、DBMSのチューニングに利用したりすることができます。

また、データ監査機能との併用により、データベースへのアクセスを組み合わせた多角的な監査を実現することができます。

なお、アクセスログを利用してDBMSのチューニングなどを行うには、利用しているシステムのチューニング、およびDBMSのチューニングについての知識・経験が必要となります。

アクセスログを利用した運用作業

アクセスログを利用した運用では、以下の作業を定期的に行います。

アクセスログの管理

分析を行ったアクセスログファイルは、別のファイルで管理してください。別のファイルへのコピーや削除には、OSのコマンドなどを使用して行ってください。

アクセスログの容量チェック

アクセスログを出力する運用を続ける場合、アクセスログの蓄積によって、ディスクが消費されます。したがって、アクセスログを出力するディスクの空き容量を、定期的にチェックする必要があります。