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Interstage Navigator ServerV9.5.0 セットアップガイド Vol.1(Enterprise Edition用)
FUJITSU Software

15.1.1 ユーザ管理機能の運用例

ユーザ管理機能の運用例を以下に示します。

定期的にログオンをできなくする例

以下の運用を例にして説明します。

毎週水曜日は定時退社日なので、毎週水曜日の17時35分から翌日の朝9時までは、全員全機能に対してログオンできないようにします。

  1. 17時

    クライアントにメッセージを表示するコマンドを使用して、クライアントに17時35分でサービスが終了することを通知します。

  2. 17時35分

    ログオンの規制設定/解除コマンドを使用して、ログオンの規制を設定します。

    これにより、ログオンができなくなります。ただし、すでにログオンしている場合は、継続して利用できます。

  3. 17時35分を過ぎても残っている利用者がいる場合

    • クライアントにメッセージを表示するコマンドを使用して、再度ログオフするように通知します。

    • 利用者の使用情報の表示コマンドを使用してクライアントを調べ、ログオフするように連絡します。

    • クライアントの強制切断コマンドを使用して、利用者を切断することも可能です。

  4. 翌日9時

    ログオンの規制設定/解除コマンドを使用して、ログオンの規制を解除します。

    これにより、すべての利用者がログオンできるようになり、通常の運用体系に戻ります。

定期的な辞書のセットアップを円滑にする例

以下の運用を例に説明します。

毎週金曜日の19時から辞書のセットアップを行うので、その時間になったら管理者以外使用できないようにします。

  1. 18時

    クライアントにメッセージを表示するコマンドを使用して、以下のメッセージを通知します。また、ログオンしてきたクライアントにも同じメッセージを通知します。

    「19時から辞書のセットアップを行います。18時40分でログオンが出来なくなります」

  2. 18時40分

    ログオンの規制設定/解除コマンドを使用して、ログオンの規制を設定します。

  3. 18時50分

    クライアントにメッセージを表示するコマンドを使用して、以下のメッセージを通知します。

    「19時から辞書のセットアップを行います。一般利用者の方は速やかにログオフしてください。」

  4. 19時

    残っている利用者がいる場合、クライアントの強制切断コマンドを使用して、一般利用者を切断することも可能です。

  5. 一般利用者のログオフが完了後

    辞書のセットアップを開始します。

  6. 辞書のセットアップ終了後

    ログオンの規制設定/解除コマンドを使用して、ログオンの規制を解除します。

    これにより、一般利用者がログオンできるようになり、通常の運用体系に戻ります。